地上30cmの攻防!フロアバレーボール
図書館や書店で本を探すとき、宝探しのような感覚でいつも楽しんでいます。
パラスポーツコーディネーターの萩原圭太です。
大学が休みに入って数日経ちましたが、大学があるときとあまり変わりません。
変化があるとすれば、このnoteの内容を入力する時間くらいでしょう。
内容をどうしようかなと考えている時間は悩ましくもあり、楽しいです。数を重ねていけば悩まずにすらっと出てくるのかなと思います。
さて、本題になりますが、皆さんはバレーボールが地面を転がっていくのを見たことはありますか?しかも高速で動いているボールをです。
普通は無いですよね?だって、バレーボールは床についたらプレーが途切れる訳ですからね。
ですが、その反対ともいえる床にボールが接地している状態でプレーするのが
「フロアバレーボール」
です。
↑こんな風に日本フロアバレーボール協会というものがあります。
↑盲学校で大会が行われていたりします。
盲学校での大会だけでなく、社会人チームの大会もあります。
タイトルにもある地上30cmというのは、床とネットの隙間のことで、この隙間にボールを通さなければなりません。
ネットの上を通すのではなく下を通すっていうのが面白くありませんか?
この発想は無かったです!初めてこの競技を知ったとき、脳天に何かが直撃したような感覚でした!
そして、ただネットの下を通すのではないです。
フロアバレーボールは全盲や弱視の方が健常者と一緒にプレーできるように考案された競技です。
どういうことかというと、6人制バレーボールの規則を参考にしていて、前衛の3名は視覚を遮断された状態でプレーします。
後衛には特に制限が無いので、健常者がそのまま入っても良いんです。
ボールは視覚を遮断する他の競技とは違って、ボールの中に音がなるようなものは入っていないです。
僕も細かいことは分かっていないですが、普通のバレーボールのボールと変わらないはずです。(違ったらすみません)
前衛はボールの音(ボールが跳ねる音とか)と後衛の声を聞いて動きます。
ネットの下を通すので、蹲踞(野球のキャッチャーの体勢)で基本的にはいます。ずっとこの体勢を続けるのは大変です。
一番の魅力を問われたら、僕が感じるのはボールのスピード感かなと思います。ほんとに凄い人は、かなり速いスピードです。
そして、前衛は見えていないので後衛からの声が大事です。サポートし合うチームスポーツの良さが出ます。
これが昨日の投稿でも触れたパラスポーツの社会性だと思います。
パラリンピックはあくまでパラスポーツの一部の競技にすぎません。他にも障害者スポーツといわれるような競技はある上に、参加できる障害の種類だったり程度が制限されています。
あくまで、パラリンピックは障害について考えるきっかけとして捉えてもらいたいです。
ということで、今日もいってきます!
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