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【イベントレポ】Agile Studioオープン見学会 ~ リアルScrumイベント中継! に参加した

2021年11月24日(水)の夕方17:00からアジャイルで有名な永和システムマネジメントさんの見学イベントが開催されていましたので、早速参加してみました。今日はその時の様子と感想をちょっとレポートしてみようと思います。

Agile Studioとは?

永和システムマネジメントさんは福井県福井市にあるソフトウェア開発会社で、早くからアジャイル開発に取り組んでいることで有名な企業です。アジャイル関係の研修も手掛けていて、実はワタクシもScrum IncさんのLSM取得時にお世話になりました。

2018年に福井市の社屋にAgile Studioというアジャイル専門のスペースを開設し顧客企業のアジャイル開発を支援しています。

外部からの見学会も開催していて、すでに700人が参加しているそうです。


Agile Studioオープン見学会

見学会は、コロナ禍になったあともオンラインで開催されていますが通常は会社ごとに申し込みをして開催されています。今回は個々人が参加できるようconnpassとdoorkeeperでオープンに募集していたので早速参加してみました。開催時間も1時間というコンパクトな開催です。開催時間も仕事が一段落する夕方の17時からなのも参加しやすいですね。
イベント最初にに説明がありましたが、個別見学だと事例紹介やディスカッション込みで2時間位のメニューを開発現場の見学に絞り込んだメニューにしたそうです。

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やはり個人として見たいのは「他人のスクラム」ですよね。コーチや受託会社の人と違って情シスとかユーザー部門の人はなかなか見る機会がないのでありがたいイベントです。自分もKDDIさんのアジャイル開発センターくらいしか見学したことはありません。

開発現場中継は、Agile Studioの現場紹介で始まり、デイリースクラム、モブプロ、そしてふりかえりの様子を中継するという内容です。見学させていただけるスクラムチームは機械学習のコンテンツを開発するチームで、スクラムマスターとメンバー2名の編成です。開発の要素はあまりない活動内容とのことです。

ちなみに見学者の数は180名居ました。ものすごい人気です。最初にアンケートがありましたが、デイリーやふりかえりの経験があってもモブプロの経験者は4割位でした。でもデイリーの経験率が9割ということは参加者はほぼスクラム経験者というこということになりますね。

Agile Studioの現場紹介

まずは岡島さんのAgile Studioの案内からスタートです。リモート中心だそうなのでオフィスに居るメンバーは少なかったのですが、明るい雰囲気のデザインで畳敷きの休憩スペースなどいろいろユニークな工夫がされていました。

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各フロアを歩きながらライブで紹介てもらえると、まるで自分たちも歩いてついていっている気分になりますね。ひととおり案内してもらったら、今日の見学会のメイン会場となるモブプロルームに入ります。モブプロ専用スペースは横に細長くなっていて、チームが同じディスプレィに向かって活動できるようになっています。

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デイリースクラム

ついに待望のスクラムイベントの始まりです。いつもは朝にやっているデイリースクラムを今日はこの見学会のために夕方に実施してもらいました。

Slackを使ったデイリーは、今日やったことと明日やることをシンプルに話すコンパクトなもので、だいたい5〜6分くらいの時間でした

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看板を使って終わったバックログを確認したりしてサッと整理していきます。このへんはこなれた感じですね。学習コンテンツの開発なので機械学習の学習や書籍の読み込みもタスクにありました。そのほかスクラム勉強会なんかもタスクに入っていたのも印象的で、学習しながらやっている様子が感じられました。あとスプリント内で終わらなかったタスクもあったりするのはリアルでいいですね。

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モブプロ

モブプロの対象は「重複データを削除するための確認」でスクラムマスターの方がファシリをしながら1名が操作、もう一名がチェックをする感じで進めていました。役割は毎回チェンジするとのことでした。資料や実際のデータを確認しながら作業を進めていく様子を見学させてもらいました。

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こうやってやると確認ができるだけでなく、資料の調べ方、確認の方法などプロセスがメンバーに共有されるので、とても学習効果が高いうえ、その場で判断していくのでタスクの消化も早いのではないかと思いました。今回は経験値の高そうなスクラムマスターがファシリテートしていたので一層そんなイメージでした。今度は逆のパターンも見てみたいな・・・なんて思います。

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ふりかえり

ふりかえりはKPTで行っていました。外側にたくさん付箋が貼ってあるのが印象的です。今まで書いた付箋を外側に残しているとのことです。今日は見学対応のため付箋はあらかじめ書いてあっったのですが、いつもは開催中に付箋を書くとのことでした。

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内容的にはプライベートな事や雑談的なものも多く、とてもオープンな雰囲気で進めていました。これが心理的安全性のベースになっている感じです。勉強の結果やブログへのアウトプットについても話されていました。
通常は全員が出社する水曜日に1時間以上かけてふりかえりを行うそうです。

たいへんありがとうございました


自分たちでスクラムにチャレンジすると、本やセミナーだけの知識で教科書通りにガチガチにやって苦しくなっってしまったり、逆に我流過ぎて大切なことが忘れ去られたりと、さじ加減にとても悩みます。
チームやプロジェクトの内容にあわせて考えながら進むのも心配ですし、こういった機会に他の人のスクラムイベントを見ることができるのは非常に貴重ですし勉強にもなりました。

貴重な体験をさせていただき大変ありがとうございました。


#AgileStudio   #Agile  #scrum #ふりかえり #ESM 







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