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TOKYO2020 フリートドライバー日記(16)海の森水上競技場へ

パラリンピックも佳境になってきて、晴海の選手村も賑やかになっています。昨日はいろいろなボランティアさんとお話をして、顔見知りも相当増えました。ボランティアを楽しむ残り時間が少なくなってきたところで今日も思いっきり活動してみようと思います。


朝は少し早めに


昨日、シフトを確認したところ9時45分から13時30分までの活動が予定されてました。今日こそは朝から予約が入った状態での仕事であることを期待して、少し早めに向かいました。

チェックインは1時間半ぐらい前に済ませ、スマホとポーチをもらいました。今回初めて予約の状態でちゃんと仕事を割りあたりました。中東の国オフのステークホルダーを海上の森水上競技場まで送ります。予定や会場をオフィスの張り紙で確認しておきます。情報を見てみたら今日はもしかしたら試合を観戦できるかもしれません。

まだ少し時間があったので選手村のゲート前まで行ってみました。フリートオフィスの古いトイレよりもゲート前の仮設トイレの方が綺麗ですし、ゲートオープン前ならばとても空いています。

活動開始の1時間前ぐらいに駐車場Aに移動して準備にかかりました。

車の中では選手村周辺で写真を撮っている人達の話題です。彼らのターゲットは選手たちではなくオリンピック・パラリンピックのために日本全国から集められた珍しいバス達です。特にパラリンピックになってからは車椅子対応の珍しい場所がたくさんあるのでそれを写真に収めようと集まっているとの事でした。目からウロコの話でした。

出発準備

車の位置を確認してスマートキーのオープンもやってみました。実際にエンジンもかかり少しエアコンかけておきました。車が若干汚いので車載の拭き取り紙を使って少しきれいにしました。選手村の車の場合は洗車をするタイミングがなく汚くなりがちです。ドアノブの周辺が見える範囲程度は拭いておいてきれいに気持ちよく使ってもらえるように汚れを拭き取りました。

時間が近くなって来たので、車の点検をして準備して待機です。

ちょっとトラブル


しばらくしてステークホルダーが現れました。しかしながら大人数で二台のフリーカーを使うとのことです。持ってきた車のキーも違いました。どうやら別のアサインがあってまだドライバーが来ていないとのことです。予約も10時30分との事でしたがまだドライバーが来ていない状況で、試合が近いので焦っている様子です。フリートオフィスは他のトラブルもあって大わらわでなかなか解決に向かいません。ステークホルダーの方もかなりイライラしてきている様子でした。

そうこうしているうちにもう1人のステークホルダーがあらわれました。どうやらこちらの方が自分の担当のステークホルダーのようですぐに挨拶をして車のほうに向かおうとしました。そうするとちょうど同じタイミングでもう1人のドライバーがシャトル便で到着したので周囲の一同は歓声をあげて喜びました。心残りだったのでとてもうれしかったです。

海上の森水上競技場へ


心残りが解消したところで安心して出発です。海上の森水上競技場はビックサイトの横を抜ける一般道のルートです。車通りの少ない東京港トンネルを抜け、風車が並ぶ長い直線道路を通競技場の入り口に到着しました。ステークホルダーは11時30分に戻ってくると確認して、目の前の待機所に入りました。




しかしガソリンが半分を切っていたので少し時間に余裕がある今のうちにガソリン給油です。東雲にあるガソリンスタンドが1番近いようですがここからはかなり距離があります。それでも1時間半ぐらいはあるので1人戻って、ガソリンを給油してきました。ガソリンスタンドで洗車をしたいと言う話をしましたが、今は予約がありできないとのことです。残念ですが諦めて会場に戻りました。



待機の駐車場へ戻ってみると、知った顔のドライバーがいたので声をかけました。出発前に調べてみると会場の中に試合の様子が少し見られる休憩場があると言う情報があったので話しかけて一緒に向かってみました。何もない道を100メートルほど歩いて行った先のゲートに行くと入り口はここじゃないと言われ戻ってみましたが、結局のところ自分のカードでは入れないようで諦めて駐車場で2人で話をしました。

しばらく話をしているとステークホルダーの男性がゲートから出てきたので、迎えに行き車に乗りました。行き先が選手村であることを確認して、ナビをセットし道を戻りました。これが今日のボランティアの最後のドライビングになります。選手村にはほどなく到着し最後の挨拶とプレゼント用に買っていたアニメ鬼滅の刃のティッシュペーパーを差し上げました。


今日の活動はもう終わりの為、駐車場へは歩いて戻りました。途中午前中に来たバス狙いのカメラ小僧たちに少し話しかけてみました。やはり日本中から珍しいバスが詰まってきているのでそれを取りに来ていると言うことです。その後は選手村のゲート前に行ってまた様子を眺めてきました。やはりオリンピックの時に比べると取材陣なんかもいなくて静かな雰囲気になっています。


オフィスに戻ったら駐車場の場所を記録していないことに気づき、再びシャトル便に乗ってA駐車場に向かいホワイトボードに駐車位置を記録して戻りました。戻ってみると乗車街のステークホルダーがいたので残っていたプレゼントを渡して今日の選手村の活動は終了です。




最後は今日のオフィスで用意されていた今選手村の中だけで配られているスポーツドリンクをもらって帰りました。

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