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ルイス・フロイス

この記事は「注目の歴史上の人物紹介 Advent Calendar 2020」の企画です。歴史上の人物で自分が注目した人物を勝手にサクッと紹介します。

クリスマスという事で、やっぱり敬意を表してキリスト教徒の人、できれば聖人・・・と考えましたが、ほとんど思い浮かばず、考え抜いた挙句出てきたのはこの人です。

誰(一般的な解説)?

戦国時代の後期から安土・桃山時代にポルトガルからカソリック(イエズス会)の宣教師として来日し、織田信長や豊臣秀吉らと会見を行い当時の日本についての貴重な資料である「日本史」を記したことで有名な人。

どこが好き?(もしくは注目)

イエズス会の総長から指示されたのは「日本史」ではなく「日本でのキリスト教布教史」・・・もっとあっさりしたもので良いはずのものだったが彼はそれを無視して当時に日本についての「日本総記」「日欧文化比較」「日本史」などの大量の記録を執筆しローマに送るよう依頼をした。(しかしながら無視されてマカオにほったらかしにされていたのですが)彼の日本に対する愛情と興味がうかがえる話です。

有名なエピソード

「日欧文化比較」には「ヨーロッパでは言葉の明瞭であることを求め、曖昧な言葉は避ける。日本では曖昧な言葉が一番優れた言葉で、もっとも重んぜられている」と書かれている。これは今も通ずる日本文化と西欧文化の違いであり、珍奇さではなく的確に日本を見ていたことがうかがえます。


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