【イベントレポ】スポーツTechLT vol.7
2021年5月14日。最近コミュニティイベントのレポートからは遠ざかっていましたが、久しぶりの参加(というか昨日はIoTLT本体)だったので早速レポートをします。
↓動画はこちら
オープニング yuta_matsunagaさん
今回からイベント名称が「スポーツIoTLT」から「スポーツTechLT」と変わり、少し対象を広げました。スポーツとテクノロジーどちらに興味ある方も両方楽しめるようなイベントです。
今回もYoutube配信です。今回からコメントスクリーンを使用していてコメントが画面上を流れます。
スポンサーLT「M5StackとProcessingでOrphe Trackをマネしてみた」 放送部北崎さん
このゴールデンウィークは3回目のStay at Homeとなってしまいましたが、その反面「IoTラン」のようなバーチャルなスポーツイベントも多数行われました。北崎さんは「inゼリーバーチャルラン ディスタンスチャレンジ」に参加したそうです。
機材は「OrpheTrack」とCASIOとasixが共同開発した「MOTION SENSOR」を使用しました。
アプリは3つ同時に使わないといけないので、改善の余地があるかな・・・とのことでした。
今回のネタはM5StackとProccessingでOrpheTrackを再現した話です。
OrpheTrack
・両足にそれぞれ装着
・BLEをそれぞれ発信する6軸センサーのデバイス
・プロメーション(片足ずつ計測するので姿勢の傾きも計測)
分解すると
・一体型で技適を取ったわけでなく、BLEのデバイスを積んでいる。6軸センサーや軌道を知らせるバイブレーターがついている。
CASIOのほうも分解
・GPS搭載なので単体としても使用できる
・防水性能
・一つのデバイスなのであまり解像度の高いデータはとれない
・一体型のデバイスとして技適を取得している
・シールドで覆われているのでどのチップ化はわからない
BLE
OrpheCore
・左右別のアドバタイズ名
・PLE接続後、Notifyですごい勢いでデータが飛んでいる
CASIO
・製品名がアドバタイズ名
・アプリから読みに行く方式
マネ仕様
・M5StickCと6軸センサー搭載のM5ATOM Matrixを使用
・ソースコードは非常ににシンプル
・Proccessingのソースは少し長いです。
デモ
「inゼリーバーチャルラン ディスタンスチャレンジ」の結果は無事完走とのことでした。
バーチャルアイドルとお散歩しよう Aqua_ixさん
Aquaさんは主催のyuta_matsunagaさんの後輩のエンジニアです。今回は前回までの続きでバーチャルアイドルの初音ミクと散歩をするARアプリの開発のお話です。前回はUnityちゃんまで登場させることが出来ましたが、ついに初音ミクを散歩させることに成功しました。
ARと言ってもいろいろな方式がありますが、今回は「Makerless」という方式を採用しています。使ったのはAR FoundationのAR Coreの拡張機能。モデルは「Tda式初音ミク デフォ服ver」「MMD4Mecanim」を使用しました。
デモ
「呼ぶ」ボタンで近くに呼んだりも出来ます。結構リアルです。
今後はもっと改善してリリースを目指すとのことです。
圧力センサーをつかってボクシングジムにゴキゲンな花を咲かせる Shuichi_Ikedaさん
Shuichi_Ikedaさんは広告代理店(文系)の方で、今やっている女性向けのボクシングジムに関するプロジェクトの軌跡の話です。
まず、「圧力センサーでパンチ数を数えてProcessingで花を咲かせる」という事を考え「ゴキゲンの花ってどうやって咲かせる」と考え、仕事で使っているMicrosoftのPowerBIとIoTを使ってなにかできないかと考え、Googleで探したMicrosoftMVPホルダーの方(海外)に連絡をしてみたら、・・・なんかできそう・・・となり
本を読み、手を動かすということで電子工作キットに挑んで、秋葉原に足を運び・・・・そしてIoTLTにたどり着きました。
IoTLTに相談のメッセージを送るとたくさんの回答がありました。
今は圧力センサーでカウントを数えられるようになりました!早速、ボクシングジムのオーナーに披露するそうです。
IoT草刈りeSports大会実現に向けて挑戦中 tatsuya1970さん
tatsuya1970さんはエンジニアではなく金融機関に勤めるサラリーマンの方です。元々は2018年に行われたとびしまハッカソンでしたが、そのあともメンバーで開発を進めていたそうです。しかし・・・ここでコロナ禍が・・・
そうしていたらプロトアウトスタジオがオンラインで開催されると聞いたので早速入学し、無事卒業要件であるクラウドファンディングに出すことも出来ました。
仕組みとしては、現地で草刈りをしたデーターをクラウドに集め、その状況に合わせてゲームプレイヤーがゲームに参加できるする仕組みです。その様子をYoutubeやDiscodeなどでリアルタイムのイベントを盛り上げていく仕組みを考えました。
そして先週リハーサルを実施しました。おおよそうまくいきましたが・・・・ここで再びコロナ禍で延期になってしまいました。
仕組みの解説はQiitaで紹介しています
ゲームは今も遊べます
着る電光掲示板でマラソンをもっと楽しくしたい TakashiYamanoueさん
Yamanoueさんは大学の教員の方です。服として着る電光掲示板の紹介です。広告のほかに緊急避難誘導なんかにも使えるアイテムです。
実際にフルマラソンなどでも使ってみました。イベント中もTwiiterのつぶやきを映していました。さすがに放送禁止用語は流れませんでした。
Twitterのつぶやきを電光掲示板に表示します。WikiやBotを使ったり、GPSの情報などいろいろな情報も送れるようにいろいろやっています。
ギブスにNFCタグは仕込めるのか? n0bisukeさん
IoTLT主催ののびすけさん。急遽テーマを変えてきました。
のびすけさんはゴールデンウィーク直前に指をケガしてしまいました。そこでギブスをすることになりました。いまのギブスはプライトンという冷めると固まるプラスチック素材でできています。
個のギブスが面白いのと同時期に「ネイルNFC」の話があったのでNFCを買ってみてギブスにつけてみました。
・・・・ここで発覚
イベント中にリアルタイムで作るらしい。ライブ工作LT!!
・・・プライトンを温めてNFCタグをくっつけて・・・・うまい事くっつきました。・・・そしてアプリから起動して・・・光りました!!
熱にもやられず、無事に動きました。
・・・・スポーツ要素はけがの原因が「バスケ」ということでした。
Udonで始めるVR開発 yuta_matsunagaさん
最後はスポーツTechLTの主催者matsunagaさんです。使用したのは昨年買ったOcurasQuest(オールインタイプのVRデバイス)です。今は2がでています。
https://www.oculus.com/?locale=ja_JP
Udonとは
今回のテーマはUdon、決して麺類ではなくノードプログラミングでVPChatの開発ができるものです。
VRChatはVR世界の中でアバター同士でお話ができるもので、ワールドを作ることも出来ます。ここにUdonを使います。
ワールド作りをUdonの公式ガイドラインを参考に作りました。VRchatの公式ページからSDKをダウンロードできます。ワールドとアバターを作れます。Udonに対応しているUnityを用意する必要がある事が注意点です。
サンプルあるので色々楽しめます。今回はこのサンプルを使っていろいろやりました。(これもライブビルディング)
ここにダンベルを置いたのがスポーツという事ですかねw。「ボディービルダーアセスパック」からダンベルはとってきました。隣にあるBOXのパラメーターからコピーして直しながら設定・ビルド・・・・
OcurusQuestではテストができず、OcurasLinkにはグラフィックボードが必要で、アップロードをしようとしたらできず・・・・
アップロードするためにはTRUSTが必要で一定期間の利用やフレンドの数がが必要みたいです。
エンディング
今後もスポーツTechはゆるゆるとやっていきます。スポーツにチョットかかっているネタなら何でもいいようです。
IoTLTの次回イベント
日本最大のIoTコミュニティIoTLTのスピンオフ!スポーツTechLT!
Tech(技術)を駆使して、スポーツをより楽しくするようなプロダクトを是非発表してみてください!! LTとはライトニングトークの略で5分間でプレゼンする形式です。都度の質疑応答はなく後半の懇親会で発表者を中心に質問や意見交換をします。最後の懇親会までお付き合いしてもらえると嬉しいです。
スポーツが好きな方・スポーツは興味ないけどIoTには興味ある方・両方とも好きな方、皆様の参加をお持ちしております!
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