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小田氏治

この記事は「注目の歴史上の人物紹介 Advent Calendar 2020」の企画です。歴史上の人物で自分が注目した人物を勝手にサクッと紹介します。

誰(一般的な解説)?

戦国時代に常陸の国で所領を有した戦国大名の一人で何度も居城である小田城をいろんな武将に奪われたことから「戦国最弱の大名」だとか「不死鳥」と言われた武将です。いろんな勢力が交差して侵略してきた北関東の地において上杉とか佐竹とかの最強クラスの大名たちと闘い、知略を駆使して何度も城を奪い返したが、最後は北条方として参戦し敗れ、結城秀康に300石で使えることになった。

どこが好き?(もしくは注目)

なんど小田城を奪われても、いろいろな手を尽くして執念深く取り返し続けたその精神力というか執念は一目置いていいのであるけれども、それ以上に小田城周辺の領民がこの小田氏治に味方をして、城の奪還に一役買った話のほうがこの人物の魅力です。弱いのは国力の問題や本人に欲望がすくなかった事に起因しているだけで、無能だということではないようです。無能だったら領民は命をかけてまで味方をしてくれないですよね。

有名なエピソード

ずっと小田氏治と領地を争っていた佐竹義昭が上杉謙信にあてた手紙の中で氏治の事をこう記しています。「氏治は近年弓矢の道は衰えたものの、右大将家(源頼朝)以来、名望のある豪家であり、氏治もまた普通に優れた才覚があり、譜代の家人も覚えの者が多く、とにかく家名を保っている」

ライバルからもしっかりと評価されています。


参照



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