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【食レポ】甘納豆の赤飯おにぎり開封の儀

今日は北海道のコンビニで売られている「甘納豆の赤飯おにぎり」について書いてみます。

まずは北海道の甘納豆赤飯とは?

まずは北海道の甘納豆の赤飯について「わけわからん」という方に説明します。

甘納豆の赤飯とは特に名称はなく、餅米に食紅と甘納豆ぶち込んで一緒に炊いたものを北海道では一般に赤飯と呼んでいました。最近は全国ネットの流通により小豆で炊いた赤飯も一般的になりましたが、昔は赤飯といえばこの赤飯のことでした。
また、小豆で炊いた色がついていないものが「黒飯」と呼ばれてお葬式などで出されますが内地の赤飯を見たときに「色の悪い黒飯」だと思った記憶があります。

この独特な赤飯の歴史は意外に新しく、昭和20年代に料理研究家の方が、忙しい主婦のために面倒臭い小豆の処理必要なレシピを省略し、食紅と子供が喜ぶ甘納豆をぶち込んで炊いて終りにする料理方として紹介したのが始まりと言われているそうです。

コンビニのおむすび

セイコーマートの赤飯おにぎり

この甘納豆のおにぎりは北海道のコンビニであるセイコーマートほか、ローソンでも売られています。(セブンイレブンでも売られていた記憶があります)価格は120円位なのでお手頃な値段で入手できます。内地で購入することができる赤飯のおにぎり同様に海苔巻きではなくそのままの状態でにぎられています。

開封!

ここから開封

開封口のところを引っ張って、ぐるりと開けると、値札ラベルに邪魔されてよく見えなかった甘納豆赤飯おにぎりの全容があらわになります。

甘納豆赤飯おにぎり

食紅による着色は少し控えめなピンク。昔はもっと派手にピンクがかっていましたが、最近は健康への配慮から控えめなようです。おにぎりには塩とゴマがふってあり、真ん中に甘納豆が3つ載せられています。一般的な赤飯の作り方としては、もち米と一緒に炊くので、もう少しべちゃっとしている感じですが、おにぎりのために別に炊いたものを乗せています。

実食!

甘納豆赤飯おにぎりの断面

観察も終わったので、実際に食べてみることにします。サイズは普通のおにぎりと全く同じです。半分食べたところで断面を見てみましたが、甘納豆は上に乗っています。味は普通に餅米のごま塩風味で、当然ながら小豆の香りはまったくありません。
甘納豆は甘さ控えめで表面の砂糖もなく、餅米とは絶妙なマッチをしています。
慣れてあるせいもありますが普通に美味しいです。和菓子のような見た目ですが普通におにぎりです。

美味しくいただけました

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