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ハンナ・アーレント

この記事は「注目の歴史上の人物紹介 Advent Calendar 2020」の企画です。歴史上の人物で自分が注目した人物を勝手にサクッと紹介します。

誰(一般的な解説)?

第二次世界大戦前後のドイツ出身のユダヤ系哲学者でアメリカに亡命した。政治哲学の分野で活躍した。ナチスの事務方完了であったアドルフ・アイヒマンの公開裁判を取材し、「悪の陳腐さ」「悪の凡庸さ」を訴えてユダヤ人コミュニティーから袋叩きにあったがこの主張を覆すことはなかった。この経緯は02013年にドイツ・ルクセンブルク・フランス合作の伝記映画として紹介された。ちなみに夫はドイツ人のインリッヒ・ブリュッヒャー。

どこが好き?(もしくは注目)

著作の「イエルサレムのアイヒマン」を読んだことがきっかけで気になった。その後の映画「ハンナ・アーレント」を見てもっと注目しました。ユダヤ人的には「狂人的なナチス幹部」としたかったアドルフ・アイヒマンが極めて凡庸でフツーの人物だったことを記事に書きユダヤ人コミュニティーから総スカンを喰らった経緯が描かれている映画はとてもよかったです。

有名なエピソード

そもそも周りを敵にしてもOKなタイプなので15歳の折、当時在学中だったルイーゼシューレにおいて、若い教師の授業をクラスメートと共にボイコットして学校から追い出されるというエピソードがある。かっこいい!

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