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【イベントレポ】JAWS-UG 初心者支部#40 年忘れLT大会!! #jawsug_bgnr

今日は久しぶりのJAWS-UGのイベントに参加しました。JAWSパングラチオン以来のJAWSイベントです。かる~い感じでレポートします。


オープニング

オープニングはいつもながらかっこいいですね。この前、DevRel Japan渥美さんからJAWSの運営のお話を聞いたのでその観点で、しっかりきいいていました。

今日のファシリの木美さんは今日から初心者支部の運営だそうです。いきなり運営の新陳代謝です。そのあとは普通のイベント紹介なのですが、コミュニティの理念や行動規範についてしっかり説明しています。このあたりは流石です。

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LT01
新プロダクト開発でやったこととやり残したこと:小室 貴史さん

今年6回登壇した株式会社モリサワ(絶賛内製化推進中)の小室さんのLTは自社のプロダクト開発のお話でした。

<やったこと>
Infrastructure as Code
・持続可能にするために 自動化、フロー化、属人性の排除
自立回復性
・監視とコストを軽減するためにAWS FagateとCloudWatchを採用
  CDKで思ったよりも簡単にできたそうです
マネージドサービス活用
・メンテナンス作業軽減〜DynamoDBにトランザクションデータを、AWS Fagateでサーバレス化、AWS CodeでGitOpsやCI/CDを実現

<やり残したこと>
メトリクス分析
・AWS X-Rayを活用した分析、AWSリソース間の実行状況を可視化したい
アナリティクス
・QuickSightでデータドリブンで意思決定できるようにしたい
 データレイク構築やS3データの活用をしたい
機械学習
・SageMackerでレコメンドとかDXをしてみたい

<今年のまとめ>
・7怪登壇できたのは運営と参加者のおかげ
・1人インフラエンジニアは大変
・MVPでのサービス構築になってしまった


LT02
おいでよ!CLI専門支部:emiさん

emiさんは半年参加してきたCLI支部の紹介です。

CLI支部とは?
・JAWS初の専門支部
・波田野さんが1人で運営している
・運用系エンジニア向け中心のハンズオンメイン
・毎週木曜開催
・転職を後押し、別名「転職支部」

amiさんがCLI専門支部に参加する前
・クラウドプラクティショナー、SAA取得したばかり、実績1
・CLIは頭いい人が使う難しいもの
・AWS Summit2021で波田野さんの話を聞く

参加したての頃〜変わったこと
・初期構築のハードルが高い、事前準備していないと死ぬ
・なんかわからないけどコピペ
・事前準備と慣れ〜home支部になる

何が嬉しいのか
・GUだと裏で動いていてなんとなく理解→CLIでAWSを真に理解
・操作手順が変わらない、反復・再現性が高い
・新機能への反映が早い

個々が楽しいCLI支部
・アンケートの結果を秦野さんがラジオDJのように読み上げrる
・名言
 「知識と筋肉は裏切らない」
 「Bourneシェルは裏切らない、bashは裏切る」
 「インスタンス、ログインしたら負け」
 「人の行く裏に道あり花の山」
・OpsのプロならではのTips、
・実業務で使えるビジネス視点の手順書
・一つのリソースに対する深い説明解説
・鬼畜ワード
 「GUIは中学生まで」
 「Bourne Shellとbashの違いがわからないエンジニアは信用できない」
 「復習しないハンズオンに意味はない」
・転職を後押しする発言 どうせやるなら力のある人と仕事をする

CLI専門支部への参加条件
・勉強したかったら誰でもOK
・アンケートの記入
・UNIXシェルの基本地磁気(LPC101相当)
・AWSの基礎知識がある



LT03
re:Invent 2021個人的に気になったアップデート:山口 正徳さん

JAWS DAYS2921実行委員長の山口さんのLTは今年re:Inventでの気になったアップデートの紹介です。

AWS Well-Arcitected Framewoekに持続可能性が追加
・運用効率、セキュリティ、信頼性、パフォーマンス、コスト最適化が5つの柱にさらに持続可能性が追加

システムのあるべき姿を見つめ直すときが来た
・アマゾンCTO 「プロビジョニングするのではなく使ってみることが必要」
・本当にその規模のリソースを必要としていますか?
・顧客は本当にその性能を求めているか?
 → サスティナビリティを考慮する

・スケールアウトだけでなくスケールインを実装する
・インスタンスタイプを一つ落とす
・I/Oを求められていないときには電力消費が少ない磁気ディスクを

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LT04
ラスベガスで感じたこと:AWS亀田さん

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次はAWSの亀田さん。ラスベガスまで行ってきて感じたことの報告です。

アメリカは元通り
・re:Invent会場はAWSの定めたルールがあるけど市街地はマスクなし
・以前より手洗いはするがマスクはしない
・「気にしていてもしょうがない」

collateral Damage
・二次被害、プラスのものとマイナスなものを合算してプラスならやってしまうという合理性が高い考え方。
・アメリカは暮らしづらいが経済と政治は強い
・日本のほうが好き
・日本は細かいことを気にする風潮が強い(ゼロダメージを目指す風潮)

re:Inventで印象的だったこと
・AWSネットワーク全体を巨大なL3ルーターとするアップデート
AWS Mainframe Modernization
・キーノートでコンセプトのみ発表された
・COBOLをjavaに書き換えるサービス
 ・Blue Ageをジョインした
 ・・・ハンズオンやりたいのでCOBOLの実行環境作れる人募集中
AWS Migration Hub Refactor Spaces
・モノリシックなアプリケーションをモダナイズする
・Strangler Fig パターン 並行運用から少しずつ移行
 関数単位で非膣ずつ移行する
・既存環境のプロキシとして稼働

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LT05
ビギナーが、CloudFormationを使ってハマったお話::上地 航平さん

上地さんのLTテーマは「CloudFormation」です。

IaC (インフラのコード化)とは?
・インフラ環境をコードで管理する概念
・使い回すことが可能

CloudFormation(CFn)の使い方

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今回はCLIを使用してCF-nへデプロイする方法を使用

テンプレートファイルの構成
・初人者でもユーザーガイドを参照して書ける

今回は最小構成のインフラを作成

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理解していないとCF-nでハマる
2層目のデプロイコマンドが通らない・・・
・エラーはコンソール画面のほうが見やすい
・Outputセクションの記述を忘れていたので見つからない状態
 ⇒修正して無事デプロイが成功




LT06
「AWSちょっと興味ある」人が技術コミュニティでエンジョイするには!?:御田 稔さん

KDDIの情シスの御田さんのLTは「AWSチョットワカル」「AWSこれから勉強したい」人向けの話です。

AWSが少しわかってくると・・・コミュニティ参加が楽しくなる
 ⇒でもどうやって?

<大事なこと>
手を動かせ
・AWSマネコンにログインしてサービスを触る
 サービスの概要、サービスのその先の用語が見える
・適当に触ったら初心者向けのハンズオン
 コピペだけでなく
・無料利用枠を活用、会社で勉強用アカウント
 インスタンス消し忘れ似注意(AWS Nuke」

アウトプットしろ
・ツイート、チャット投稿、他の人の投稿にいいね
 コミュニティ全体の心理的安全性を高める
・Qiitaなどの技術ブログを書く
 ハンズオンについて、調べ物
・LTにチャレンジ
・「知らない」事は当たり前、恥ずかしがらない、
・こなれた表現 
・AWS以前のITの知識

技術コミュニティをエンジョイするといいことがあるの?
・職場の外の世界まで視野が広がる
・スキルを楽しく伸ばせる。仕事で生きる、市場価値


LT07
MFAデバイスを無くした時の対応方法:amarelo(藤田)さん

コーヒー焙煎人&エンジニアの藤田さんのLTは先日、ルートアカウントのMFAデバイスをなくした時の話です。

AWSでの他要素認証(MFA)の使用について
・知識情報、所持情報、生体情報のうち2つ以上で認証
・AWSではMFAを設定して保護することが推奨されている
・①仮想MFAデバイス②U2Fセキュリティキー③ハードウェアMFAデバイスがMFAデバイスに設定できる、①が多い?
・設定しないと不正ログインのリスク

ルートアカウントでMFAできなくなった話
・仮想デバイスのGoogle AuthenticaterにルートアカウントのMFAのみ表示されない状態。
・原因はiPhoneの機種変時にMFAデバイスの再設定を忘れる

ルートアカウントでMFAデバイス再設定

(1)別方法でログイン
・MFAのトラブルシューティングのリンク
・別の認証情報を使用したサインイン
・登録メールアドレスに確認メールを送信
・受信メールをリンク
・電話で6桁のコードを聞いて入力
・コンソールにサインイン

(2)MFA再設定
・MFA設定を削除
・MFAデバイスを再設定
・新デバイスにて設定

つまづきポイント

・電話の確認を完了できない・・・と表示
 電話番号を国際電話向け(+81)に登録していなかったのが原


LT08
機械学習を教えてもらった事がない初心者がAmazon SageMaker Studio Labを触ってみた:長田 英幸さん

大阪の大阪駆動開発などに参加している長田さんのLTはAmazon SageMaker Studio Labの話

Amazon SageMaker Studio Labの概要
・AWSアカウント、クレカ、クラウド設定なしに誰でも機械学習を学んで実験できる環境が無料で使えるサービス

Amazon SageMaker Studio Labを触ってみた
・英文なのでブラウザの翻訳機能で調べて進める
・「NO Conda environment file found」で引っかかる
・稼働時間が決まっている・・・動かなくなる

気になるハッカソン (2/7開催 賞金総額600万円くらい)

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感想
・英語だけなのでブラウザの翻訳機能を使う
・ブラウザ上で作業をするのでとっつきやすい



LT09
機械学習の民主化が加速する!re:Invent 2021で発表されたノーコードで機械学習のモデルが作れるサービス、『Sagemaker Canvas』について:Takashi Kawamotoさん

Kawamotoさんの話は先日のre:Inventで発表された新サービス「agemaker Canvas」の話です。

Sagemaker Canvasとは?
・ノーコードで機械学習モデルが作れるサービス
・UIも新規のもの
・日本リージョンにはまだ来ていない

Sagemakerとは?
・AWS製の機械学習サービス
・昨年のre:Inventで大幅に機能アップ
・ファミリー機能が多い
・Sagemaker Studioに機能が統合されつつある

Sagemaker Canvasの特徴
・UI面 機械学習の専門知識がなくても使える親切設計
・データ管理 クラウド、オンプレのデータをインポート可能
・機械学習工程 直感的なビジュアライズ 機械学習工程は自動
・各種インサイト 評価指標、説明性、ブラックボックス化へ対応

これまでとの比較
・昨年の段階では非常に苦労したが、Canvasになって簡単になった感じ




LT10
2021年のJAWS-UGの活動振り返り:沼口 繁さん

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トリは沼口さん。締めらしくJAWS-UGの活動のふりかえりです。

connpassやDoorkeeperのデータを集計して数字でふりかえりました。

26,092
2021年勉強会申込者数
勉強会開催も375でほぼ毎日

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支部別では毎週やっているCLI専門支部が一位!
世界一くらいですね。普通に1000人でも凄い

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4090
初心者支部のDoorKeeper登録者数
支部の中で一番多い
勉強会を続けてやると増える

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もっともメンバーが増えたのは「BigData支部」 +56.9%


・・・・「支部」で3000超えは凄いです

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79  376
支部数と勉強会開催数

今年はSRE支部が発足です。

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しかし今年勉強会を1回以上行った支部は 39


懇親会とかがないので運営はなかなか厳しい
 ・・・・どうやって行くのが課題
・ユーザーグループに対するグローバルサポートプログラムを運用
・ユーザーグループのプロモーションを強化する日本独自サポート

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クロージング

初心者支部の数字です

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告知です


感想

AWSの話としてはインフラのコード化や機械学習関係など新しい技術や考え方がどんどん出てきているのと、COBOLを含めたマイグレーションがかなり本格的になってきたこと、そしてAWSもSDG”s的なこと言い出したことが新鮮でした。
ついついJAWS-UGさんの場合はコミュニティとして見てしまうのですが、LTの顔ぶれを見ても新しい人、有名な人、そして中の人が入り混じっての多様性のある話、そしてその中で新たに運営になった話、初心者が支部を推す話・・・などやっぱ凄いと感じるばかりでした。

来年も楽しみにしています。






JAWS-UG初心者支部の特徴
AWSをこれから活用したい人や一緒に勉強する仲間が欲しい人を主なターゲットとしています。
AWSへの理解を深めていただくお手伝いをすることはもちろんのこと、みなさまがより楽しく学び、よりステップアップしていくためには不可欠となる、初心者支部の卒業→JAWSの他支部へと巣立つためのお手伝いをします。
※本活動はリクルーティングの場ではなく交流や情報交換の場です。ご理解の程よろしくお願い致します。



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