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オットー・リリエンタール

この記事は「注目の歴史上の人物紹介 Advent Calendar 2020」の企画です。歴史上の人物で自分が注目した人物を勝手にサクッと紹介します。

誰(一般的な解説)?

19世紀の終わりごろに活躍した航空パイオニアの一人で、ハンググライダーによる有人の滑空実験を本人が墜落死する1896年までの6年間にわたって行った。その滑空実験で得られたデーターを着実に残しライト兄弟ら後世の研究者に伝えるなど初期航空工学に大きく貢献を行った。

どこが好き?(もしくは注目)

最後の飛行で墜落し二の間際に弟グスタフに残した言葉が「犠牲は払われなければならない(Opfer müssen gebracht werden)」。自分たちだけの名誉や名声よりも人類が飛行するという未来の事を考えていたことがうかがわれます。そうやってその志はライト兄弟に引き継がれていくわけです。

有名なエピソード

リリエンタールの死後、その実験試料を引き継ぎ1903年に動力飛行機として世界初の滑空を果たしたライト兄弟のウィルバーがドイツを訪れデモンストレーション飛行を行った際にリリエンタールの未亡人を招待し、彼の功績に敬意を示したとのことです。想いは繋がれていたわけです。

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