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コロナ禍でもがん患者さんとともに歩く。セルフウォークリレー

1.リレー・フォー・ライフって何?

リレー・フォー・ライフ」という活動をご存じでしょうか?

リレー・フォー・ライフという活動は公益財団法人日本対がん協会が主催するがん患者さんやそのご家族、そしてがんと闘う医療関係者のための支援チャリティー活動です。

がん患者さんやそのご家族を支えるため医療関係者をはじめ、様々な企業、任意の団体、そして個人がイベント会場に設置されたコースを24時間ひたすら歩くといった、実際よくわからないチャリティイベントです。起源はアメリカの1985年にアメリカのとある医師が24時間走り続け、チャリティーとして寄付金を集めたというもので、世界では30ヵ国4500か所で開催される国際的なチャリティーイベントです。日本でも10余年の時を経て2019年には約50か所の会場で開催されています。

私も5年位前から出身学校の同窓会を主体としたチームとしてこのイベントに参加し、2019年までリレーフォーライフさいたまで5回、そのほかにも故郷の苫小牧、そして東京駒沢東京上野に参加してきました。

実際に24時間参加してみると、チームで24時間夜を徹して歩き、医療関係のチームとか地域のチームとか様々な人と交流し、そしてサバイバー(がん患者)とも交流し、一緒に歩き、一緒に話すなかで一体感が生まれ、そして最後の一周でサバイバーさんとハイタッチするときには思わず目頭が熱くなる・・・・そんな5年間でした。いろんな出会いもありましたが、がんという現実の中ではもちろん悲しい別れもありました。

でも、自分のような「かんけーない人間」がこうしてサバイバーさん、それを支える家族の方々、そして医療関係者、そして自分たちと同じようにこのイベントに参加している「かんけーない」人たちと同じ瞬間を過ごし、正直眠いし疲れる時を過ごし、1年後の同じ時を楽しみに待つという行為って、他人から見たらばかばかしい行為かもしれませんが、非常に大事な24時間なのです。

24時間歩き続けるという苦行ではありますが、かけがいのない素晴らしい24時間です。

2.コロナ禍のリレーフォーライフ

そんなリレーフォーライフ、毎年規模が拡大し続けてきたのですが今年に入ってこのコロナウィルスの感染拡大に遭遇します。そもそもががんという病気で弱っている・・・というか免疫力が下がっている、そして医療関係者は多忙を極める状況の中・・・・当然一般の人たちも感染防止のために蜜を避ける必要があり、このイベントも開催ができなくなりました。今年一年で終わるとは限りませんが、がん患者にとって一年という時間はとても長いと思います。もちろん我々にとって(いい年齢なので)一年は失うにはとてももったいない時間です。

たしかにいつものイベントは開催できない。でも毎年毎年繋ぎ続けていたこのイベントをどんな形でもいいから繋ぎたい。それは自分以外の参加者たち、関係者の想いだったと思います。

悔しい・・・その一言に尽きます

3.RFLセルフウォークリレー開催

そんな想いを形にしたのがセルフウォークリレーです。

この企画のスタートはたまたま同窓だった札幌の女性とのフェイスブック上のたわいない会話がスタートでした。昨年買ったリレーフォーライフさいたまのTシャツを着て歩いていたという投稿をスマホからアップした・・・そんなつまらないことから始まったアイデアです。そこから話が広がって、つながって、思いが伝わって、いろんな人たちがくみ上げてくれて、尽力してくれて・・・・そして企画が実現しました。それを紹介します

実施期間
2020年10月24日(土)~2020年11月2 3日(月)

参加費
ひとり 1,000 円(がんサバイバーは 500 円)

申込期間
2020年10月1日(木)~ 2020年11月21日(土)

参加内容詳細

ここのHP

たった千円の寄付と「歩く」だけです。たくさんのがん患者とその関係者のために少しだけでも時間を使っていただけると幸いです。

参加する場合はココから

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