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巴御前

この記事は「注目の歴史上の人物紹介 Advent Calendar 2020」の企画です。歴史上の人物で自分が注目した人物を勝手にサクッと紹介します。

誰(一般的な解説)?

平安時代後期、源平合戦(治承・寿永の乱)で活躍したとされている女性の武将。信濃から挙兵した木曽義仲(源義仲)に従い「色白く髪長く、容顔まことに優れたり。強弓精兵、一人当千の兵者」と呼ばれ、各地を転戦したとされており、木曽義仲が宇治川の戦いで敗れ討ち死にする直前まで行動を共にした。

どこが好き?(もしくは注目)

日本史のなかでも数少ない女性の武将。存在自体がかっこいいですよね。しかも必然があって武士となったわけでもなく、普通に登用されたっぽいのがすごいです。実は鎌倉時代までは男女の身分差は後の時代よりも少なく、武士としての訓練を受けていたりしていた例があったそうで女性であれ有能ならば登用されていた時代の象徴的人物です。現代の世の中でもまだまだ存在する「男女差」ですが、そもそもそんなものは平均値の差ではなく吉田沙保里よりも弱い男性はたくさんいるのです。

有名なエピソード

宇治川の戦いで最後の数騎と追い詰められた木曽義仲が巴御前に向かって「お前は女であるからどこへでも逃れて行け。自分は討ち死にする覚悟だから、最後に女を連れていたなどと言われるのはよろしくない」と言ったが、これを最初は拒否。何度も言われ、仕方がなく去ることにしたが、最後のご奉公と強いと評判の敵の武将を打ち取ってから去っていったという話。物語とはいえかっこいい・・・

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