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税理士×コーチング=???

右脳左脳イメージ1

税理士である私がコーチングを行うことの意味は単純に言うと、「右脳と左脳の両面からのアプローチ」です。
上のイラストに表されているように右脳(=直感、理想、イメージ、充実、ヒト)と左脳(=論理、会計、分析、効率化、カネ)の両面から経営者、会社をサポートすることで会社や事業が「継続的にうまくいく状態」へと導くことを目的としています。
(注:コーチング=右脳というわけではありませんがここではコーチングの個人の感情や思考の部分にアクセスする機能について捉えています。)

売上を上げたい、利益を増やしたいというのがまず第一と言う人も多いですが、それだけを目的として続けていくことは難しいです。人が集まって会社や組織としてやっていく中ではもはやそれだけでは無理なことだと私は思います。「継続してうまくいく状態」になるには個人(経営者・従業員)の理想・想い・願いといった感情・感覚の側面と会社の事業の目的とが重なり合うことが必要になります。(完全に一致とは言いません)
そのための有効な方法としてコーチングがあります。

コーチングが経営にどういう影響を与えるのかの一例として以下のような流れが考えられます。

1. 経営者自身が個人としてどうありたいのか、まずは個人の想いや価値観に焦点を当てます。
2. どうありたいかに対して個人の行動としてどうすればよいのか考えます。
3. 個人としての想いや価値観を組織の文化やストーリー、経営理念、MVV(ミッション、ビジョン、バリュー)としてどう反映させるかを考えます。
4. 2.を組織としての動きにするため、また、3.を形にするために組織の制度、システム、業務フロー、KPIやOKRといった手段へ落とし込みます。

この流れを通して経営者が事業を通じて想いを実現し、その結果として売上や利益の追求へと繋がっていくことになります。
この流れを踏むことで経営者の想いが会社全体に浸透し、単に利益を追い求めるだけでは達成できなかった地点まで会社を押し上げることが可能になります。


このコーチングの流れにさらに税理士(会計)の視点をかけ合わせると下のイラストのような流れが一例として考えられます。

税理士コーチング1

1.理想の未来を思い描くところから今やるべきことを明確にする。(コーチング的帰納法)
2.今やるべきことから達成される未来を予測する。(会計的演繹法)
3.理想の未来と予測される未来にズレはないか。
4.ズレがあるのであればもう一度1.のアプローチを行う

このサイクルを回すことで理想の未来に繋がる行動を行うこと、さらにその行動が数字として理想の未来に繋がっていることを確認しさらに行動へのコミットメントを高めます。理想の実現に対して数字の部分から下支えを行うことになります。

差し迫った苦境を乗り切るために今できる方法を探る、というようなシチュエーションではもっと現状から解決策を考えていくようなアプローチにならざるを得ないことも多いです。しかし、継続する企業という前提に立てば様々な問題に直面しつつも企業が存続し、または成長していくためには理想の未来を描くこと、そして、それを実現するための設計、行動を考えることが必要だと私は考えています。

これが私が税理士としてコーチングを取り入れることの意味です。

まだまだ税理士としてもコーチとしても深く追求していきたいと思っています。経営者の方、税理士や他の士業の方、コーチの方などなど興味のある方はぜひ一緒にお話しましょう!!

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