見出し画像

SATOBI(里び)って?


SATOBI(里び)は、ペンタックスの新しいカスタムイメージで田舎風の美しさを表現するときに使う言葉で、雅・MIYABIの対義語になる。雅が京の公家社会の美しさとすれば、里びはちょっと田舎的な美しさということかな(意訳・笑)。


このカスタムイメージが追加されたのは 12月7日(火)で、今のところPENTAX K-3 Mark Ⅲだけが対応している(K-1 と K-1 MarkⅡ はベータ版のファームで対応)。

カスタムイメージというのは、デジタルカメラの仕上がりを決めるもので、ペンタクスではそのイメージを表す言葉で表記されている。今回の「里び」や「雅」以外にも、「銀残し」や「ポップチューン」、「リバーサルフィルム」などがある。

メーカーが作っているベースから詳細設定を使って自分なりにカスタマイズできる範囲が多いのも特徴。


今回のSATOBI(里び)は、しっとりとしたトーンの再現が特徴で色みは少しシアンが被っているような印象になる。例えば、昔のプリントが経年変化で少し色が変わってしまった感じ。そんなことを書かれてもさらにわからなくなりそうなので、あとは写真を見ながら(笑)


画像1

光と陰の差が強い条件でもしっとり感じるトーンで再現される。その力はフェルメールの絵のように感じることがある。


画像2

のどかさを感じる夕暮れ時の風景によく合う。


画像3

のんびりとした幸せ。そんな日本らしさを表現するのにもあっている。


画像4

光と陰の差が強い条件でこそ真価を発揮する。


画像5

誰かに同意を求める映えではなく、自分の心がときめく瞬間を撮って欲しい。


画像6

もちろん街中の風景でも使える。このときはWBを日陰にしてアンバーを加えた。日陰ではアンバーが強すぎるときは曇天がオススメ。


まとめ

写真のコメントにも書いたように、SATOBI(里び)はちょっとのんびりしながら自分だけの宝物のような瞬間をさりげなく残すのにあっているように感じた。まだまだ使い始めたばかりでこれから発見することも多いと思うが、このトーンはモノクロオタクのツボだ。


お供のカメラとレンズ

画像7

カメラ:PENTAX K-3 Mark Ⅲ レンズ:HD PENTAX-D FA 21mmF2.4ED Limited DC WR

カメラとレンズだけなぜモノクロ?モノクロオタクなんです(笑)それより、このコンパクトなレンズの描写は少しコントラストが強いことで、SATOBI はその描写力との相性も抜群。小さいことが全てではないですが、この組み合わせはかなりコンパクトなので、ブラッと出かけるときにオススメ。


また、次回。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?