土木デザイン賞巡り8 グランモール公園
2018年、土木デザイン賞奨励賞を受賞した、グランモール公園に行ってきた。
横浜市西区みなとみらい3丁目に位置し、個性ある多くのビルや商業施設、道路に四方を囲まれている。公園は幅25m、南から順に「円形広場」から横浜アイマークプレイス前の「眺めの広場」まで約700m、一直線に整備されている。1999年に開園される。2015年より約2年かけて公園全体の再整備が実施された。
「円形広場」はさくら通りに面し、イベントスペースとなっている。近くのドックヤードガーデンは国の重要文化財にも指定されていて歴史を感じるもあった。
「ヨーヨー広場」は、約17mの巨大ステンレス製彫刻「モクモク・ワクワク・ヨコハマ・ヨーヨー」が置かれていてる。また、ウッドデッキのようなベンチが印象的であった。
「ヨーヨー広場」から「美術の広場」へはグランモール橋によってけやき通り頭上を通り、そのまま歩行者専用通路が整備されている。
「美術の広場」は、隣接する美術館、商業施設を介する。中央には歩道スペース、その両端に時間差の噴水、木々や波をイメージしたというベンチのあるパブリック空間が存在し、大きく3つに空間の分節がなされている。だからこそ、それぞれにメリハリが生まれ、そこでの行為に力点が置かれる「場」となっていると考える。実際、噴水では子供たちが、ベンチでは年代問わ各々の時間を過ごしていた。中央の歩道は大きく開かれていた。北側は、いちょう通りに面している。
いちょう通りより北は、みなとみらいグランドセントラルタワー前〜リーフみなとみらい前は「桟橋の広場」、横浜アイマークプレイス前は「眺めの広場」と呼ばれている。ここでは左右にそれぞれの施設が設置され、歩行者専用通路が整備されている。水景設備も兼ね備えたベンチが設置されている。
公園全体としていえるのは、歩行者通路を「軸」として、それぞれの広「場」がベンチなどのデザインと周辺施設により個性を出しつつ、緑化された空間づくり、周辺施設と一体的に利用できる空間の確保など統一感がある。
公園全体での一体感が演出されていると考える。
P.S. 木々が色づき始めたころに、もう一度訪れたい。
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