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フラッグフットボール世界選手権2021の日本代表に選ばれました

2021年12月にイスラエルで行われるフラッグフットボール世界選手権(Flag Football World Championship 2021)の日本代表に選出されました。
ポジションはもちろん「C(センター)」で、前回大会(2018@パナマ)に続いて、2大会連続の選出です。

なんも整理せずにダラっといろいろ書いていきます。

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海外勢との対戦経験

上記のうち、私と同じく前回大会から2大会連続選出となったのが、7人。
2020年1月のInternationalBowl遠征へ行ったのが、10人(重複あり)。

海外大会経験のないメンバーはわずか3人です。
海外勢は身長も高く、フィジカルにも優れているので、いざ対戦してみて「想定よりも高い、速い」といったギャップが生まれないよう、彼らの仮想対戦国の意識上の水準を上げることがチーム力の底上げになります。

平均年齢

満年齢で計算したら29.9歳でした。30overは6人で私が最年長選出です!
前回大会から、いい具合にJAPANの新陳代謝が図れていると思います。

オフェンス?ディフェンス?

オフェンス7人:ディフェンス8人ですが、両方できる(もちろん代表のプレーレベルで)メンバーもいるので、軸足どっち?でカウントしました。
世界選手権では選手登録枠が15人なので、試合中の怪我離脱は致命的です。1人欠けるウエイトが高すぎます。ということもあって、オフェンス内、ディフェンス内でも複数ポジションできるようになること、理想はオフェンス、ディフェンスの両方に適性ポジションを持つことが求められます。今後代表を目指す方はマルチポジションできると有利です!

オフェンス統括を拝命しました

私は上記のオフェンス7人に含まれますが、この度「オフェンス統括」を拝命しました。元タッチフットボーラーとしてフラッグフットボール代表チームのオフェンス統括に。控えめに言ってすごいことです笑
という肩書の話は置いておいて、これまでの代表練習でずっと意識し実行してきたことを紹介します。

・プレーデザインの意図を理解する
→誰が1stターゲットなのか?ディフェンスのどの穴を突くのか?そのために2nd以下ターゲットはどう動くのが良いか?これを理解せずに自身のルートだけ走るだけではNGです。

・シチュエーション×プレーにおけるターゲットの最適解を理解する
→ハドルでコールされたプレーの1stターゲットは、その時のボールシチュエーションによって変わります。さらに言うと、ディフェンスのカバーも変動要素です。それを理解しスナップ後に各々がどういったルート取りをし、仕事をするか。その理解が必要です。

・仲間への共有とアドバイス
→上記を自分自身の中で理解し完結するだけでは、チームとして強くなれません。思考を共有&共有!またプレーごとの動きの意図を確認しながら、仲間の思考を理解し、プレーごとにオフェンスチームとしての最適解の共通認識を持てるようにしてきました。一朝一夕で習得できるものではないので、普段から考えながら意図を持ってプレーする癖をつけた方がよいです。「このプレーではなぜこの動き方なの?」と聞かれた時に、自身の動きを言語化して説明できることが、"思考ある動き"ですね。

センターというポジションに求められるもの

完全に主観ですが、次代のフラッグフットボールのCにもこうあって欲しい要素です。

・安定したスナップが撃てる
→スパイラルがかかり、コントロール安定で長めに撃てて(10yd)、球速は速い、そしてこれらがQBの感覚と合っていること。最後かなり大事です笑

・足が速い
→国内フラッグフットボールチーム、タッチフットボールチームを見渡すと、足の速い人はWRをやりがちな印象です。提言として、左右均等にフィールドスペースを走れるCこそ、足の速い人がやるべきです。また中央からディープに走り込むCは、DBの視界から外れやすくファーストリアクションされにくいことが多々あります。

ほかには・・・捕球力があるとか、マンツーマンが強いとか、というのもありますが、用意されたプレーの意図を汲み取ると、前提要素ということでまずこの2つですね。

実戦でしか得られないもの

下記の記事にもあるとおり、代表15人での試合形式練習では、お互いの手の内や個々のプレースタイルに「慣れ」が出てしまうので、12月の大会までに実戦をできるだけ多く積む必要があります。
個人的に、実戦からしか得られない一番のものは、「戦況にアジャストした対応力」を養うことだと思ってます。
スカウティングどおり戦ってくれる相手はほぼ居ない前提で、その試合中の相手の出方に合わせて戦略・戦術をアジャストしていくこと。これはタッチフットボールをやっていた頃からずっと、ゴールのないテーマです。


だらだらと締まりなく書いてきましたが、締め方もわからなくなってきたので終わりにします。残り4ヶ月強、やれることを着実にやり、イスラエルに乗り込みます!

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Japan National Flag Football Team #39 Keita.S



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