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何故サッカーを?

小学校1年生から22歳の今まで続けてきたサッカー
そして今は日本を離れ、ドイツの地でサッカーをしています
サッカーを始めた当時は純粋に楽しくてしていたサッカーが、いつからか当時のような純粋に楽しいと言う感情だけではなくなって、サッカーをするのが嫌になったこともあります。
それでも今もプロサッカー選手を目指し、サッカーをしている理由は何だろうということを今回は書いて行こうと思います。

「何故サッカーをしているの?」

大学4年になって進路を考える中でこの問いをされた時、すぐに自分の答えが出ませんでした。
高校生の自分だったら「プロサッカー選手になるため」と答えたと思います。
でも大学生当時の自分はそれは違うなと感じていました
なぜならサッカーに対する考え方や捉え方が変わり、サッカーは目的を達成するための手段でしかないと考えるようになったからです。

では、その目的は何かと言うと

「自分自身の幸せを通じて誰かの幸せを創造する」

ことかなと今は考えています。
そしてこの目的を達成するための手段としてサッカーをしています。


何故手段として考えるようになったのか

燃え尽きた高校3年生

これは、高校3年時の経験が大きく影響しています。
この当時のことはまた別でまとめようと思いますが、簡単に言えばサッカーに対して燃え尽き、初めてサッカーを辞めたいと思った瞬間でした。
当時の監督にも両親にもサッカーを辞めたいと言いました。
その時に、サッカーと心の距離ができたことでサッカー以外の人生を考え出したのがサッカーを手段として捉えるようになったきっかけかなと思います。

大学での経験

高校3年時には、本気でサッカーを辞めようと思っていました。
しかし監督や家族のサポート、後押しもあり大学でもサッカーを続ける決断をしました。
大学ではスポーツ大学に進学したこともあり、授業の中でスポーツをいろいろな角度から捉える機会が増えました。これは私にとってとても重要な学びでした。
そして部活でも、プロになっていく先輩方や同期と一緒にプレーする中で差を感じることもありました。その上、そういった選手ですらプロになってからも苦労している現状を見てプロの世界の厳しさを感じることもありました。

望まない結果を想定してみる

そんな時に言われた最初の問いに対して、高校で辞めたいと思った経験や、スポーツの価値、プロの世界の厳しさを感じた中で、自分なりの負ける覚悟をしてみました。
負ける覚悟とはつまり、望んでいる結果とは違う事態が起こる可能性があることを予め想定をしておくことだと考えています。
そしてそれらを考えた上でそれでも成し遂げたいと思う理由は何なのかと自問自答しました。
(「負ける覚悟」については前回書いてるので時間があればぜひ)


プロになれなかったら?
サッカーがない生活は?


じゃあ
それでもプロになりたい理由って何だろう?
それでもサッカーがしたい理由って何だろう?


このように自分自身に何度も問いかけました。
そうすることで頭の中にあったものが少しずつ整理されていきました。

それでもサッカーをしている理由

色々と考える中で根底にやっぱり自分はサッカーが好きなんだ。という感情がありました。
時には辛いトレーニングにも自分自身の嫌な現状、現実とも向き合わなければいけない。高校3年の時みたいに大きな挫折も経験した。

じゃあ、サッカーのどんな瞬間が好きなんだろうか

それはきっと嫌なこととも向き合いできるようにすることや、チームメイトと目標に向かって切磋琢磨し、助け合い、ボールをつなぎゴールを決める。そして試合に勝つこと。もちろんそれは大いにある。

ただ、一番はチームメイトや応援してくれる人たちの喜んだ姿や喜びを分かち合う“あの瞬間“が好きなんだなと。

勝つと自分ごととして喜んでくれる人がいて、負けると自分たち以上に悔しがってくれる人がいて、次は勝とう!っていってくれる人がいる。
これは決して当たり前のことではないですし、こういった方々にサッカーを通じて出会えたことはとても貴重な経験ですし、大きな財産です。

プロサッカー選手になりたい理由

そして、プロサッカー選手になりたい理由はその裾野を広げることができること、より多くの人たちと喜びを共有できるからだと思っています。

個人の影響力が大きくなった現代においてプロでなくても大きな影響力を持っているのも事実ですが、私が幼いときにスタジアムで見たJリーグの試合での感動は、きっとこれからも多くの人に感動を届けることができる特別な場所であると信じています。

まとめ


長々と書きましたがこれが最初にも書いた「自分自身の幸せを通じて誰かの幸せを創造する」の意味で、これが私のアイデンティティでもあり、人生における目的だと思っています。
そしてその手段としてのサッカーです。

ありがたいことにこれまで、サッカーを通じて多くの方々と出会うことができ、たくさんの経験をさせていただきました。そしてたくさんの方々が応援してくださったおかげで今の私があります。
皆さんの幸せを想像できているかと言われるとまだまだですが、どんな状況でも直向きにプレーすること、夢を追いかける姿を通じて何か届けられればなと思っています。

いずれ、「自分自身の幸せを通じて誰かの幸せを創造する」目的を達成するための手段は変わっていくことになります。それは仕方のないことです。
それでもこの目的を成し遂げるためにサッカーやスポーツを通じて自分には何ができるのだろうかと今後も考え続けていきたいと思っています。

まあまだしばらくはピッチでボールを追いかけ続けたいと思っていますし、また必ず応援してくださる皆さんの前でプレーするので待っていてください!

拙く長い文章でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました。

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