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「綺麗なもの」が力になる。

先日、本屋さんである絵本を見つけた。
透け感のある薄い色紙が何枚も重なってできてる絵本。柔らかく破けてしまいそうな紙を優しくめくっていき、絵柄が1枚ずつ重なるたびに物語が進んでいく…
一言で、とても美しかった。

欲しい、と思った。
でも結局買わなかった。
記憶の引き出しに留めておくことにしたから。

大人になって社会に入って、思考回路はいつもパンク状態で、気分を晴れやかにしてくれる美しい光景を目にすると、今までより何倍も癒される。
でも、いつも広げて見ないのであれば、手元に置いてある必要はない。
手元に多くのものがあるよりも、頭の中の引き出しを多く持っている方が豊かだなと思う。そしてその引き出しはいつでも開けられるようにしておきたいと思う。

ブローチ(2004/12/24)
小さな祈りを胸にかざる。心を静かに揺さぶる。溜め息と希望の絵物語―。新しい名作の誕生。

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