# 123_OTON GLASS 解体新書

※現在進行形の原稿になります。物語部分は現在のバージョンのものをお読みいただけますが、演習部分は現在更新中でお読みいただけませんのでご注意ください。

 みなさん、はじめまして、ここからの内容を担当する須田です。よろしくお願いします。ご紹介いただいた通り、島影さんとは同じ大学の出身で、私の方はインタラクティブアートの研究室に所属しておりました。現在は、大学や専門学校で非常勤講師として、デザインやプログラミング、電子工作などを扱う授業を担当しております。この講義内でも、コンピュータやOTON GLASSを使う実践形式の演習部分を担当させていただきます。
 演習は、今回を含めて全五回を予定しています。各回、前半は島影さんにこれまでのOTON GLASSの話を伺い、後半はその話の中に登場した技術に触れてみるという形式で進めていきます。実のところ私はOTON GLASSの開発には携わっておらず、この講義を準備するにあたってOTON GLASSの詳細を知っていきました。そこでOTON GLASSが、プログラミングや電子工作、ネットワーク通信、3Dプリンターなど、すでに十分身近と言っていい技術でつくられているということを改めて認識しました。つまり、私もみなさんもOTON GLASSのようなものを試作できるということです。この講義ではOTON GLASSを題材にしつつ、例えば皆さんが試しに何かをつくってみようとしたときに浮かび上がる、身の回りに広がる情報技術の「系」を、一緒に探っていければと思います。
 初回である今回は、まずOTON GLASSを実際に使ってみることで機能や操作方法に触れてみましょう。そしてOTON GLASSをバラバラに分解して、どのように出来上がっているかを見てみましょう。言うなればこれは、OTON GLASSの解体新書です。

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60字

Keisuke Shimakage

¥980 / 月

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