# 121_はじめに

 本書は大きく試作編と詩作編に分かれる。前半の試作編は、島影が開発を率いてきた文字を代わりに読み上げるメガネOTON GLASSを題材に、プロトタイピングについて講義をする内容となっている。情報工学やインタラクションデザインを学ぶ人を主な対象としている。後半の詩作編は、本書におけるプロトタイピングのエッセンスを抜き出し、ほぼ誰にでも実践できる形で方法論化し、ワークショップの形式で実行する内容となっている。いずれも講義録の形を取っているが、過去の記録ではなく、今後実演されることを前提とした「授業の戯曲」としてのテキストである。

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Keisuke Shimakage

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