Book070『ぼくらの仮説が世界をつくる』佐渡島康平

前々回に紹介した本に続き佐渡島氏の本。
重要な主張は2点。

①仮説を立ててから検証する
データベースだと、どうしても既存の情報の延長線上の議論しかできない。まずは自分のやりたいことを決めてから検証する。また、ここでの仮説を立てるとは、定義しようと試みることと同じ意味。

ここの部分はとても同意。仕事は自分なりの『こうあるべきである』という思いをもとに人を巻き込んで達成していくことに楽しみがある。逆に自分なりの仕事に対する仮説、『こうあるべき』がない仕事はやらされ仕事(作業)になっているのでつまらない。

また、仮説ファーストについても、事業会社や起業家などは現在の延長線上で物事を考えてしまうと事業成長も想定内になってしまうので、まずは達成したい未来やアウトカムを自分で明確に持つ必要がある。

②仕事はドミノを倒すイメージ
1枚のドミノが倒れると、次の連鎖を生み出し最終的に倒したいドミノが倒れる。たくさんのドミノを倒しても、後ろにドミノが無ければ大きな変化は起こせない。

これも、非常に良い比喩が使われている。いわば弾み車の法則に近いがしれないが、日本人的にはドミノのイメージの方がより湧きやすいと感じた。繋がりを意識しつつ、1枚目の基本を徹底することは肝に命じたいと改めて考えた。


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