Book71『声に出して読みたい日本語1』齋藤孝

タイトルどおり、声に出したい日本語が並ぶ。
我々日本人は本当に幸せだと思う。何百年も前の豊かな言葉が母国語で触れられる。

我々がつくる文化は、500年後、1000年後の日本人にどのように受け止められているのか。ここで生み出れた文化は、この本の言葉のようにその時代に生きる人々に触れられ続けているのか。

例えば、私が語感、音感ともに気に入っているのは万葉集のこの一句。
あかねさす 紫野行き標野行き 野守は見ずや 君が袖振る
この時代の時代背景、この詩が詠まれた背後の人間関係も含めて私は知識がない。それでも、この詩にはなぜか心が揺さぶられた。

社会は大きい視点で考えると、良い方向に向かっていると思う。しかし、同時に文化もどんどん豊かになっていると後世からも考えるような社会にしていきたいと感じる。別の本の好きな言葉で『一番近くと一番遠くだけを見る』という言葉がらあった。

もちろん、一番近くの目の前の大切な仲間や家族を大切にしつう、歴史のバトンの渡し方も忘れずに生き方を考えたい。





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