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【岡田啓佑のNY日記/18日目】2019/10/11(金)
"歩いても 歩いても
果てどなく 果てどなく
握りしめた 手のひらは
汗ばかり 汗ばかり"
という、村八分の歌そのもののような一本道を、ひたすら歩く。
ニュージャージーのnew brunswick駅までの道を歩く。
1時間強歩いて、駅に着いた。
先週、ここでリュックを失くした旨を話すと、届いてないという。問い合わせ先の電話番号を教えてくれた。しかし、絶望的。
とりあえず、ニューヨークに向かう。
明日からの宿は、貸してくれる方が現れ、どうにかなった。
これで、ようやく定住できる。明日から帰国までの12日間は。
長らく不安な気持ちが続いていたが、光明が差す。
しかし、明朝8時半に、宿に着けなければ、貸してくれる方が去ってしまうので、終わる。
絶対に遅れることはできない。
まだスリルは続いている。
もっと余裕のある旅がしたかったが、貧乏なので仕方ない。
日本での日常が懐かしい。
電車に揺られる、夕方。
朝から何も食べていないので空腹。
使える金もほとんどない。
とにかく、生きて帰れればいい。
計算してみると、あと13日間で使えるお金が、50ドルくらいだった。万事休す。
なにかを得るための旅のはずが、失ってばかりいる気もする。
無茶な旅は、まだ続く。
マンハッタンで、友人たちと、朝まで遊んで夜を明かす。
だいぶおごってもらったが、それでも30ドルくらい使ってしまったので、あと13日間で使えるお金が20ドル。万事休しまくり。
どげんかせんといかん。
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