帰ってきたトランプ大統領
今から30年以上前の話。政治学の授業で1番最初に学んだのがアメリカの大統領選挙でした。
《アメリカ大統領選挙の投票日は、11月の第1月曜日のあとの火曜日と法律で決まっています》
日本と違って平日に行なわれることや大統領候補への直接投票ではなく、あくまでも選挙人を選ぶと言うことだけは覚えました。11月第1週の火曜日なのは(いろいろ俗説はありますが)
《週の真ん中あたりに選挙を行うことで、多くの人が農作業や日常のスケジュールに影響が少ないと考えられました。また、移動が必要な場合でも、月曜日の市場や教会での集会が終わった後、火曜日なら問題なく投票所に向かえるという便利さもあったとされています》
民主主義の総本山でもいまだに不合理というか…。
さて、今回の大統領選挙ですが(あまりマスコミを批判する事は今までしたことないのですが)さすがに今回の報道は「ちょっとおかしいなぁ」と思いました。明らかにトランプが有利なのに決着がつく直前までハリス推しが酷すぎる感じでした。
なんか日本のマスコミには民主党が善で、共和党が悪なイメージがあるような気がします。NHKではトランプが優勢にも関わらず、ハリスが当選するシミュレーションしてました。
さらにSNSではアンチトランプが怒涛の中傷ポストしてたし…これは一例ですが普通こんなこと言うか?
でも為替市場は正直な反応。トランプが優勢になるとドルが買われて円が売られる展開に。これで私はトランプの勝ちを確信しました。
ミヤネ屋でも「民主主義が終わった」とかトンチンカンな大学の先生が錯乱してたとか。
確かにトランプは台湾有事にはコミットしないし、イスラエル寄りで、ウクライナにも距離を置くスタンス。アメリカファーストで他国との協調にはあまり興味はない人ではあるけど、曲がりなりにもアメリカの国民が選んだ大統領なんだから、世界はこの状況を受け入れるしかないと思うのですが。
亡くなった安倍晋三元首相は独特の嗅覚でトランプとの関係を作り上げました。しかしこれからの4年間はそんな関係もない中で日本人と全く違う価値観の大統領と付き合っていかないといけません。日米安保についても日本は厳しい状況になるでしょう。少なくともトランプ大統領と渡り合えるだけの総理大臣を…と思いますが今の状況だと無理か…。
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