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中国ママは家事・育児をしない!?9割以上が共働き家庭??

いきなり衝撃的なタイトルで始まった本記事ですが、中国人ママは家事・育児をほとんどしないって本当なのでしょうか?日本人の感覚からすれば、そんなはずないでしょ!と思うはずです。本記事では、私が社内の働くパパママにヒアリングした育児や家事状況についてお伝えしてみようと思います。

共働きが当たり前(専業主婦はほぼいない)

中国に来て初めて知ったことですが、中国では共働きが当たり前なんです。
上海などの都市部に限ってお話をすると、共働きではない夫婦の割合10%にも達しないようです。

女性が社会進出できる基盤がしっかりあるようです。
子供ができても、1時間くらい早く帰る程度で、基本的にはフルタイムで働くママが多いのも特徴的です。

家事育児の分担は?

家事育児について私は家庭を持っていないので、その大変さを想像することが難しいのですが、恐らくとても大変なんだと思います。
共働きが多い中国ではもっと大変なはずですね。

しかし、実態はそうでもないようです。私の周りにいる、上海人パパママに意見を聞いてみました。

Aさん(4歳の女児のママ)
「家事は全く大変じゃありません。平日の朝食は外で買って簡単に済ませますし、昼食と夕食は幼稚園と保育所で済ませるように手配しています。」

「休日は、午前中は習い事に行かせ、午後は近くに住む祖父母の家で夜ご飯まで面倒を見てもらいます。」
Bさん(8歳の男児のママ)
「家事について平日は主人の仕事です。私は休日だけやります。
家事育児について大変だと思ったことはありません。」
Cさん(8歳児男児のパパ)
「朝の見送りは私がやっています。お迎えは義母の仕事です」
「朝ご飯は妻が簡単なものを用意してくれるのでそれをみんなで食べます。お昼ご飯の心配は給食があるのでありません。夕食については、平日休日問わずお手伝いさんが15時頃に作ってくれたものを温めて食べます。」

見ていただいて分かるように、みんな大変そうではないんです。
では、本当に悩みはないんでしょうか?

勉強を教えることが大変

話を聞いていくと、共通していたとして「勉強」がありました。
勉強を教えることが大変という意見が多く聞かれました。
1日のタイムスケジュールを聞いていると必ず「自宅学習」時間があるんです。

【タイムスケジュール(平日)】
7時:朝食
8時:学校見送り
12時:子供は学校で給食
16時:帰宅
17時~18時:ゆっくり
18時~19時:夕食
19時~21時:勉強(お父さんお母さんが付いて子供に教える)
21時~:就寝

家庭や学齢によって差はありますが、最低でも1時間の勉強時間の確保はされているようです。食事中も国語学習のために、テレビではなく朗読音声を流している家庭もありましたよ。

中国政府は子供に宿題を課すことを基本的に禁止しているようですが、実態は宿題だらけのようです。なので、パパママたちは宿題を教えてあげることが一番の負担になっているようです。

まとめ

この記事のタイトルにある通り、本当に中国人のパパママたちは家事育児を大変と思っていないようです。むしろ勉強を教えてあげることが大変だと。
中国は少子高齢化と言われていますが、それでも人口数は多く受験戦争は熾烈なものです。それ故に、勉強に入れ込む熱量は想像を絶するものがあるようです。本日は中国人のパパママの家事育児事情についての扉を開けてみましたが、いかがでしたでしょうか。

あくまで、上海×知人の少ない情報ですので偏りがある事は間違いありません。しかし、調査会社にいる立場として多数の調査結果を見ている中でも、この傾向は強いと思われます。中国は奥が深くて面白いですね。

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