ミッドサマー感想、レビュー

アリアスター監督の前作「ヘレディタリー/継承」を見に行った次の日、40度の高熱を出し、一週間寝込みました。

また呪われると嫌だしホラー苦手だし、行きたくなかったんですが、友達に誘われて断る理由が見つからずに公開初日に見に行きました。

現在、鑑賞から二日経ちました!僕は元気に生きてます!!

なんか前作も今作もホーリーマウンテン感があるので見返したいけど長いから誰か一緒に見てくれませんか?


ホラー映画という触れ込みでプロモーションされてますが、全然怖くなかったので拍子抜けしました。(こういうことを吹聴したせいでヘレディタリーの時は呪われ、発熱しました。)

今回は呪われないように個人的に怖かった点を挙げていきます。

頭のおかしいコミューンに潜入するまでの冒頭30分くらい。
丁寧に作ったホステルみたいでめちゃくちゃ恐怖しました。

スケベな大学生。
ホラー映画のアイコン。登場した瞬間から死ぬフラグが立っていました。結局、色欲に打ち勝てず、グループで一番最初にぶっ殺されます。スケベなことを考えてると殺されます、恐怖です!

絶対にみちゃだめだぞ!って言われてものを見に行っちゃうグループのメンバー。
死ぬフラグ立ってる!ダメだって見に行ったら、ほらうしろうしろ!後ろから来てるぞー、みたいな感じでやっぱり死にました。見ちゃダメって言われてるものは見ちゃいけません、恐怖です!

ことあるごとに勧められるドラッグ。
「ダメ、ゼッタイ」がこんなに響く映画は中々ありません。ドラッグをやらずに正気を保っていれば生きて逃げ切れたかもしれないのに…。残念です。僕も調和を重んじる人間なので、ひどいことがあるとわかっていても断れないだろうなと思いました、恐怖です!

ばばあたちが全裸であえぎ声を出しながら寄ってくる。
見てる間は笑ってたけど家に帰ってよくよく考えたら恐ろしくなりました。全裸のばばあたちが迫ってくる、恐怖です!

肉体の死は怖いことではないと物心がつかない頃から刷り込まれているはずなのに、いざ自分が自殺するターンになると涙が出てきたり、体が震えたりするコミューンメンバー。
どんなに洗脳されていても生存本能には抗えないんだなと思いました、恐怖です!

ドラッグ描写をこれでもかというくらい丁寧に描く監督。
これも見ている時は楽しいなと思ってみてましたが、よく考えたらこんなにドラッグ描写を丁寧に描く監督ってどうかしてるんじゃないかと思いました。監督の頭の中、恐怖です!

上映時間が2時間半
19:40の回を見たんですが、劇場を出て時計を確認したら22:00過ぎてました、恐怖です!

まあ、結局やってることは「大学生グループが長期休みに旅行先で最後の一人になるまでぶっ殺される」っていう13日の金曜日とかよくある話です。

最後にもう一度、鑑賞して二日経ちましたが、僕は元気に生きてます!!

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