映画「クロール~凶暴領域~」感想、レビュー

8/2はワニの日ということで、100日後に死ぬどころか数時間で増えるワニの映画を鑑賞いたしました。

メガロドンみたいな大きいワニが出てくるのを期待していたのですが、普通のワニに比べて気持ちデカいくらいのワニでした。

メタルワニやワニネードとかのとんでもワニを期待している人、そんなとんでもワニは出てこないので気を付けてください。主人公はワニではなく娘です。

災害を通して、父と娘の家族関係を修復するという心温まる家族映画。ワニは親と子どもをつなぐかすがい。関係が悪くなった親子もワニがいれば万事解決です!

ところで、家にワニがいるという状況をあなたは想像したことありますか?私はありません。この映画の主人公の娘もそんなことを考えたことはなかったようです。普通は想像しません。

そんな中、娘の父親は違いました。

「ワニは陸では耳がほとんど聞こえない、しかし目はめっちゃいいから気をつけろ!」と娘に注意を促します。

この親父、ワニの生態について知見があり、家にワニがいた場合はどう対処すればいいかシュミュレーションをしたことがようでした。ワニの危険性を知っているのならなぜ、ワニに地の利があるこの環境にいた!

この悲劇が起きたの全部お前のせいだからな!と途中までは突っ込み続けていました。

しかし、終盤に差し掛かったところで私は気づきました。この親父、不死身じゃん...いくらワニに襲われても立ち上がります。他のモブキャラなんか一瞬で地獄行きなのに。

離婚した妻のことが忘れらず、一緒に暮らした家を売れないってなんなんですか。あなたのメンヘラのせいで、娘を含めて何人かワニの餌食になってますからね。

まあちょっとメンヘラなところが気になるけど、対ワニに関しては無類の強さを見せる親父だったように思います。登場時から満身創痍の状態だったので、ベストコンディションの時に巨大ワニと戦う「ワニvs父」という続編が見たくなりました。

メンヘラなお父さんを持つと子どもは大変だな~と思いながら鑑賞を終えました。

子どもとの関係が悪くなってしまったら、家にワニを放ってみてもいいのではないでしょうか。

犬かわいい。

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