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ストレングスファインダーの上位の資質について考えてみた

自分の成長やチームビルディングに興味関心の高い方であれば、ストレングスファインダーのテストを受けたことがある人も多いと思います。

自分自身は1年程前に診断をしてみたのですが、最近自分の資質について振り返る機会があり、そこで自分が感じたことがあったのでnoteに書いてみました。



ストレングスファインダーとは

簡単にいうと、自分の強み(ストレングス)を見つけるための診断テストのようなものです。診断テストと言っても、5分でできるような簡易的なものではなく、30~40分程かかるしっかり目のものになります。

仕事を行う上で重要な4つの領域「実行力」「影響力」「人間関係構築力」「戦略的思考力」をさらに細分化して、34の資質を診断テストに基づいて、個人ごとにランキング化してくれます。

天性の強みに関する34とおりの根拠

クリフトンストレングスの34の資質は、強みに基づく人材開発の根拠となるものです。これらは、自らの天性の才能を発見し、周囲に対する理解と周囲との協調を高めるための共通言語となります。

34の資質が持つパワーを活用すれば、最強の人生を送ることも不可能ではないことをご確認ください。

クリフトストレングスについて
34の資質

診断結果では、それぞれの資質に対する説明と、その具体的な行動例、活かし方、そして資質が持ち合わせるデメリット(リスク)について言及してくれます。

自己理解やチームビルディングにとても有効なツールなので、まだやったことない方はぜひお試しください!



自分の強みを活かすとは

ストレングスファインダーの診断を経て、「強みを活かす」ということについて考えてみたので、以下に記していきます。(※ストレングスファインダーの活用を前提としているので、受けていない人にはわからないことが多いかもしれないです)


①資質を認識する

強みを活かすためにはまず、資質(強み)を認識するところから始まります。意外とこれができていない人が多いと思っていて、ここでいう資質は長所やスキルではありません。ここでは、呼吸をするように(なんなら無意識的に)やっていること・できていることを指します。

自分の強みを活かすために、自分がどんな資質を持っていて、(自覚していない)伸ばすべき資質はなんなのか?というところから始めましょう。その初手として、ストレングスファインダーはとても有効だと思っています。最近だとコーチングで他者から引き出してもらっている人も多くいるようです。


②資質を適切に磨く

資質と言うくらいなので、磨いていないとそのポテンシャルは発揮されていないことが多いです。資質を適切に磨くとあえて表現したのですが、その意図としては「資質の上位から磨けばいいというものではない」と考えているからです。

基本的にこのnoteを読んでくださっている方は、アーティストのように自由に自分の才能を解放し創作をしている人ではなく、ビジネスの枠組みの中で誰かに価値を提供し、その対価として金銭的な報酬を得ている人がほとんどだと思っています。(自分も含め)

そういう場合、ビジネスのシーンにうまく活用できるように磨かないと、ハレーションが起きたりすることもあるので要注意です。例えば、経理部の人が着想全開でアイディアを出してもあまり意味がないし、接客業の方が今目の前のお客様を置き去りにして、未来を語ってもあまり意味がない。(全く意味がないとは言いません)

なので、まずは短期的に効果を発揮する資質に着目して磨くことが重要だと筆者は考えます。自分の診断結果上位の資質のうち、今の業務上優位に働いてくれそうな資質を抽出して、その能力を伸ばしてあげましょう。


③資質を解放する

資質を磨いたら、それを解放しましょう。

いや、どう解放するの?という感じがしますが、言い換えると、自分の資質を活かせる環境を作るということです。場合によっては環境を変える必要があるでしょう。資質を解放するためには、まず自分の業務を洗い出し、その業務にどんな資質が活かされそうかを考えてみると良いです。

自分の場合は、着想という資質を上位に持っているので、下記のように整理し、日常業務に取り組んでいます。

■着想:一見共通点のないモノに関連性を見出し、どんどんアイディアを出す

①資質の磨き方:誰かの問いかけに関して、自分ならではのアイディアを必ず出す(アウトプットする)習慣を設ける
②解放するシーン:ブレストや企画会議など
③危険なシーン:企画や仕様が決まっていて、実行や実現を優先したいとき

要するに、発散の場やアイディアに悩んでいる人に対しては、資質を解放し、全力で応えるのですが、実行を優先したい時にはそれが大いに邪魔をすることがあるので、「着想の資質を眠らせている」という扱い方をしています。

このように、磨いた資質の用法・容量を守りながら適切に解放していけると成長を実感できたり、成果を上げたりできるではないでしょうか。


まとめ:強みを活かすためのステップ

上記のステップのように、自分の資質を認識し解放できれば、それは「自分の強みを活かす」ということになるんじゃないかな?と個人的に思っています。



ストレングスファインダー上位の資質の「危うさ」について

このnoteの主題はここからになるのですが、最近感じたことを書いていきます。本記事全体で、「ストレングス=強み・長所」という風に言及してはいないのですが、実はそれにも少し意図があります。

ストレングスを直訳すると、強みとか長所になる(URL


一般的にとあるシーンAにおいて、それぞれの資質がもたらす成果の量があるとしたらこんなイメージ。

シーンAでは、資質Bによって引き起こされる成果が大きい

シーンAにおいては、資質Bが圧倒的な成果を引き起こすので、資質Bを解放
することが好ましいと思われます。これ自体は特に何も間違っていないと思っています。

しかし、実際のところはこんな感じだと思っていて

シーンBでは、資質Bをむしろ解放しない方が好ましい

何かのシーンで有能な資質は、他のシーンではむしろ足を引っ張る可能性があるということ。実際に最近、そういうシーンに出くわしたことが多く、そんな時にふと思ったのは「ストレングスとは異常値であり、それは一長一短である」ということ。(自分の中での相対的な)異常値であり、うまく活用すれば他人にはマネのできない成果をあげ、適切に扱えなければトラブルやハレーションを引き起こす原因にもなり得ると。


筆者の場合、どんな時に危ないと感じたのか?

こちらが、1年ほど前に受けた診断結果です。もしかすると今は少し診断結果が違っているかもしれないですが、一旦これを見ながらお話ししていきます。

筆者が実際に受けたストレングスファインダーの結果

それなりにバランスは取れているものの、戦略的思考力に強みがあるみたいです。これの扱い方も千差万別だとは思いますが、自分の場合は、より自分のアイデンティティだと感じた

②着想
④活発性
⑥適応性

の3つに着目して、今までの行動や言動を振り返りました。


着想のメリット / デメリット

着想の資質を持っている人は、一見共通点のないものから関連性を見出し、人にない視点のアイディアを出します。ユニークであることに喜びを感じるということで、確かに思い当たる節がたくさんありました。

ブレストを行うときは、我ながらキレ味のあるアイディアを必ず出すなぁと思っていたし、ネーミングを考える際はたいてい自分が出したものが採用されます。なので、誰かが困ったときにアイディアを搾り取られるされることが度々ありました。笑

一方で、ある程度要件が決まったタイミングでもいいアイディアを思いついてしまった時に、ちゃぶ台を返して「これの方がいい!」と発言することもありました。また、MTG中に議題ではない別のことに関してのアイディアが湧いてしまい、道を逸れてその話をしてしまうこともあります。完全なる発散型ですね。

ただ、これ自体が悪いことでなく才能自体は尊いので、無理に押さえつけるのでなく、コントロールできるとベターだと思います。自他ともに自覚した上でうまく付き合っていくということですね。


筆者の上位の資質について

着想と同じ要領で、活発性と適応性についても簡単にまとめてみました。

②着想:アイディアが溢れる(話が発散する可能性あり)
④活発性:始める天才(完了できるとは限らない)
⑥適応性:今ここに生きる(目標や計画にときめかない)

活発性は、その名の通り活発に何かをやりたくなる資質みたいです。考える前に行動しちゃうタイプです。自分はその活発性に掛け合わせで、「今ここを全力で生きる」という適応性も掛け合わさっています。

うまくいかなくてもいいし、完了しなくてもいいので、とにかく始めて走りながら全力で何とかを成立させる。改善活動を繰り返し、不可能だと判断したら諦める。無駄に終わってもやらないよりはいいし、「ダメなことがわかった」簡単に説明するとそんな感じみたいです。

思い当たる節があり過ぎるのですが、上記の資質を解放してきたことによっていろんな機会を享受したり、意図しない経験値を得ることもありました。

その一方で、チームプレイで何かをやるときに、「相手に計画性のなさ」や「やり切る力のなさ」みたいなものを感じさせてしまったこともあったと思います。

周囲の理解や同意なく勝手に自分の資質を解放していると、デメリットが先行して周りを困惑させたり、迷惑をかけることもあります。なので所信表明を行い、意図を持って自分のやらないことを決めていけるといいんじゃないかなと思っています。チームでやるメリットは、不足を補うことであるので、上位の資質が解放され得る仲間を集めたり、体制を構築したりすることが(当たり前だけど)大事だと再認識しました。



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