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𝗖𝗘𝗢 & 𝗙𝗼𝘂𝗻𝗱𝗲𝗿 𝗮𝘁 𝗢𝗪𝗟𝗣𝗢𝗣 - 𝖬𝗎𝗌𝗂𝖼 𝖯𝖺𝗍𝗇𝖾𝗋 …

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𝗖𝗘𝗢 & 𝗙𝗼𝘂𝗻𝗱𝗲𝗿 𝗮𝘁 𝗢𝗪𝗟𝗣𝗢𝗣 - 𝖬𝗎𝗌𝗂𝖼 𝖯𝖺𝗍𝗇𝖾𝗋 𝖢𝗈𝗆𝗉𝖺𝗇𝗒.

最近の記事

人は見たい形でしか世界を捉えられない。

私たちヒトは「見たいものだけを見て、信じたいものだけを信じる生き物」だ。 この事実を知った時、衝撃が走ると共に、深く安心をした事を覚えている。 この現象は、「チェリーピッキング」と呼ばれている。偏見から来るヒトの行動を表したことばの一つだ。簡単に言うと、意識下、無意識下に関わらず、好みのモノだけ選ぶということだ。 ・・・ 導入「見たいようにしか見えない世界」 私たちが日々の生活の中で無意識に行っていること。 例えば、好きな人の長所ばかりが目についたり、嫌いな人のちょ

    • 心のバリアに惑わされるな!

      スマートフォンを手に取り、LINEのアイコンを見つめる。そこに浮かぶ赤い通知。開くべきか、無視すべきか。この些細な選択に、現代のコミュニケーションの縮図がある。 デジタル時代、我々は多様な連絡手段を手にした。LINE、Instagram、Facebook Messenger、そして古くから存在するメール。便利さと引き換えに、我々は常に「つながっている」状態を強いられる。 中でもLINEの存在感は圧倒的だ。日本では、コミュニケーションのスタンダードとなっている。しかし、その

      • 渋谷、微熱感。サブカルチャーと人

        夜の渋谷に立つと、眩いネオンが過去と現在をまるで境界なく繋ぎ止めているように感じる。 ある社会学者が語る渋谷の「微熱感」。それは80年代後半から90年代にかけて、街全体が「何かが起こりそう」と感じさせる独特の雰囲気を纏っていた時代を指す言葉だという。 今、その微熱感は消滅したと言われている。 微熱感。まさに言い得て妙だと思う。私が上京する以前、その微熱感がメディアやサブカルチャーの力によって生き生きと存在していた時代があった。しかし時代は常に流れ、変化していく。 当時

        • 目線の先に

          夜の渋谷、ネオンが煌めく中、彼女の視線がふとこちらを向いた。 人々が行き交う中、その一瞬が静止したかのような錯覚に陥る。 何かを求めて、何かを見つけようとしている。 その表情には、どこか儚さと不安が同居している。 日常の中で見過ごされる瞬間。 誰も彼女を気に留めない。 だけど、その一瞬が持つ意味は、言葉以上に何かを物語った。 私たちは皆、この広い街で何かを追い求めている。 その答えがどこにあるのかは、誰にもわからないけれど。 それでも、こうして立ち止まり、見つ

        人は見たい形でしか世界を捉えられない。

          広告が教えてくれるもの - 日常の情報渋滞、価値観変化

          広告が持つメッセージ − 情報が渋滞する現代社会と変化 ある日、いつもと同じように電車に揺られながら、ふと目に飛び込んできた広告の数々に気づいた。電車の中吊り広告、駅のデジタルサイネージ、そしてスマホの画面に映る無数のバナー広告。私たちの視界は、それらの情報で埋め尽くされている。 その瞬間、私はこう感じた。 「どうしてこんなに広告を見せられているのだろう?」 毎日これだけの広告を見せられて、企業はどれだけ主張が強いのだろう。売り込みたいのだろう。私たちの生活に入り込み

          広告が教えてくれるもの - 日常の情報渋滞、価値観変化

          【AI】デジタルヒューマン倫理と、あいまいさを守ること。AIHUBのオピニオンを通じて

          2024年6月11日、AIHUB株式会社はデジタルヒューマン協議会を通じて「デジタルヒューマンの望ましい活用法に関する意見書」を発表した。 AIHUB株式会社は、生成系AIの研究開発を支援するために設立された会社だ。 https://digitalhumans-council.com/wp-content/uploads/2024/06/Digitalhumans_Opinionpaper_2024.pdf この意見書を通じて、デジタルヒューマンにおける「さらなる潜在的

          【AI】デジタルヒューマン倫理と、あいまいさを守ること。AIHUBのオピニオンを通じて

          ドンペンくんに隠された、ブランド構築の秘密

          先日、ある女性と街を歩いている時のこと。携帯ショップの店頭に飾られた風船の束を見て、彼女は興奮気味にこう言いました。 「ドンペンくんの概念だ!」 私は一瞬、何が起きたのか理解できませんでした。 私は最近、音楽アーティストのブランド構築や、日本酒ブランドの販路拡大のための戦略に頭を悩ませています。どちらも、ありとあらゆるビジネスの核となる「ブランド」という概念と深く関わっているからです。 さて、あなたは「ブランド」と聞いて何を思い浮かべますか?ルイ・ヴィトン?シャネル?

          ドンペンくんに隠された、ブランド構築の秘密