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【2023年1月活動報告】おじさん雪合戦をする の巻

皆さん新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。

ちなみにオープニングの写真は新年早々降り積もった雪の中、職場の同僚と雪合戦をした時の写真である。

えっ?
新年早々、年甲斐もなく童心に帰るむさ苦しいおじさん達の様子なんか見たくないわって?

まぁ、そういう時もあるよね?


ところで、皆さん年末年始はいかがお過ごしだっただろうか?
コロナの状況も少しずつ落ち着きを取り戻し、ひさしぶりに普通のお正月が過ごせたという人も多かったのではないだろうか?
普通というものは本当に尊いものだということを改めて実感する。

新年始まってすぐの不安と期待が入り混じったようなざわざわする感じを抱きつつ、今年も自分の人生を普通に大切に歩んでいこうと心に決め、今年最初の記事を書こうと思う。

1.山神祭り

神様にお参りするときは何かを願うのではなく、今までいただいた恵みや健康な状態でいさせていただいたことに対して感謝する事が大切だと誰かが言っていたような気がする。

1/10に吉里吉里国にて山神祭り(やまがみまつり/やまのかみまつり)と呼ばれる祭事に参加させていただいた。
これは、祭りと言っているが所謂どんちゃん騒ぎをするようなものではなく、山の神様に山の恵みをいただいていることに対して感謝を捧げるものである。地方によって諸説あるようだが、一般的には東北地方では12月12日や1月12日に開催され、その日に限っては山林での作業を一切行わない慣習が残っている。
コロナの影響や日程調整などの諸事情により本来の予定とは少しずれてしまったが、神様も今回は大目に見てくれるであろうことを信じて一生懸命に日頃の感謝を捧げた。

山神祭とは木魂大神と称えられる
大山祇大神(おおやまづみのおおかみ)
五十猛大神(いそたけしのおおかみ)を
お祀りし、木々から戴く恵みに対して
感謝を捧げるお祭りです。 
https://hirotajinja.or.jp/2019/12/36180/

2.林内作業

今回の集材作業では、重機を使わずにロープウィンチと滑車を駆使して集材する方法を学んだ。場所によっては重機の入っていけない山林も多くあるため、こうのような技術を身につけておくことは小規模林業をする上で非常に役立つ。
お日柄もよく絶好の作業日和だと思っていた矢先、急な悪天候に見舞われ、あっという間に雪景色…
今年の寒波はきついらしい。

いい天気だなぁ
と思ったらこれですよ
吉里吉里国の水道管も今年の寒波には耐えられなかったようだ
つららら〜つららら〜
ゲシュタルト崩壊〜水道管破壊
っせい!\(^ω^)/
ゲシュタルト崩壊(ゲシュタルトほうかい、独: Gestaltzerfall)とは、知覚における現象
のひとつ。 全体性を持ったまとまりのある
構造(Gestalt, 形態)から全体性が失われ
てしまい、個々の構成部分にバラバラに
切り離して認識し直されてしまう現象を
いう。幾何学図形、文字、顔など、視覚的
なものがよく知られているが、聴覚や皮膚
感覚、味覚、嗅覚においても生じうる。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ゲシュタルト崩壊

3.薪割り作業

山田町の青少年の家から細割りの依頼を100袋受注したので、1月はその数を用意するためにほとんど毎日のように薪割りをしていた。
1人1袋分の細割りを作るのに2時間弱かかるので丸1日作業して3袋/人として、基本2人で作業しておよそ16〜17日間かかる計算である。
ただし、これには山林から木を切り出し、丸太を集材搬出し、乾燥させて、玉切りするまでの時間は含まれていない。
そう考えるとたった1袋の薪を作るにも、人件費や燃料費、その他諸経費をまともに含めるととんでもない価格になってしまうのだが、吉里吉里国では大型ホームセンターにも引けを取らない価格で販売している。
とはいえ流石に来年度からは、燃料費等の価格高騰により吉里吉里国でも一部薪の販売価格を見直す予定ではあるが、それでもホームセンターで購入するよりも圧倒的に安いので、ご家庭に薪ストーブのある方はこれを機に是非一度吉里吉里国の薪をご利用してみてはいかがだろうか?(営業トーク風に)

細割りの薪を安全に作るための道具
まず年輪に対して垂直に薄く割る
約1センチぐらいを目安に薄く割る
最後は年輪に沿って平行に1センチ間隔で細く割る
ホームセンターの針葉樹の薪
ホームセンターの広葉樹の薪

4.新製品開発

一次産業を営む者にとっておそらく共通の悩みだと思うのだが、どうしても生産過程において発生してしまう商品にならない様な物は廃棄物として取り扱われてしまう。
それがいざ処分しようとすると費用がかかったり、ただ土に返すしかない物が多くあるのが現状だ。
農業であれば痛んだ野菜や果物、漁業であれば痛んだ魚や貝殻などであるが、林業も例外ではない。
林業では、主に主材として価値のある丸太にするために枝葉を払うのだが、その枝葉の量といったらとてつもないのである。
6次産業でよく聞く話で、今まで価値のない物(ごみとして扱われていた物)に再度付加価値を与え、有効利用しようではないかという流れがある。
その一環で枝葉も何か有効利用できないかと考えた結果、近頃のアロマブームにあやかって杉の葉のお香を試作品として作ってみた。
杉の葉は仏壇にお供えする線香の原料として昔から利用されているため材料としては申し分ない上、加工及び整形しやすいというメリットがある。
あとは、その製品にどの様なストーリー性を持たせるかということ(story)、香りのバリエーションをいかに増やすか(select)、また製品として展開するのかそれとも体験型として展開するのか(style)など、考えるべきことは沢山あるのだが一つの可能性として十分価値のあるものだと感じている。
新しいものが無い、魅力的なものが無いから無理だと嘆くのではなく、知恵を絞って他には無い様な魅力を作り出すことが私達に課せられたミッションの一つでは無いかと強く感じる。

100円均一で買ってきた擦りこぎと茶漉しで乾燥させた杉の葉を粉状に擦り潰し、型に詰めて整形した試作品
色々な香りを調合して、自作できるお香として商品展開出来たら面白そう

5.BuZZグルメ

最後に最近のマイベストバズっちゃったグルメを紹介して終わろうと思う。
45号線沿いの鵜住居にある『麺処 熊家』
ここの『焼き帆立ラーメン ミニライス付き』880円が最近の私の贅沢である。
これに『帆立おにぎり』120円をプラスすればピッタリ1000円で大満足である。
味は塩と醤油の2種類あるが、私のおすすめは塩。
あっさりしているのに帆立の貝出汁が舌の上にガツンとくる味は一食の価値あり。

刻み玉ねぎが良いアクセントになっていて飽きがこないね

それでは最後まで読んでくださった方ありがとうございました。
途中面白おかしく書いたところもありましたが、なるべく皆さんに飽きずに楽しんで読んでもらえるように私なりに工夫して書いているものなので悪しからず。
来月の投稿も楽しみにしていただけたら幸いです。
それではみなさん 
Hasta la vista. (・ω・)ノシュワ

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