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月季 - 藤田さんちのインク沼

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。
今日は違うメーカーから出ている同じ名前のインクをご紹介。

月季

月季はバラの品種の1つで、貴州省、湖北省、四川省の中華人民共和国中部を原産地としています。
英語表記だと『Rosa Chinensis(ロサ・キネンシス)』。

PIXTAで購入した画像だと、こんな感じでした

月季で検索すると、色んな形状があってどれを載せるか迷いますね
>検索結果

そのバラの花から生まれた、まったく方向性の異なる2色が、
文具館コバヤシさんと、台湾のSKBさんから発売されています。

文具館コバヤシ 静岡インク『月季』

静岡にある文具館コバヤシさんから出ている月季は、オールドローズなくすんだ色彩。

テキストは、同封されている紹介文を書き写しました。

やや赤みを感じる低彩度の紫に、ほのかな緑が顔を覗かせます。
検索で見つけた写真を見ていると、この色に不思議な感覚を覚えますが、
文中にもあるように静岡市清水区で栽培されている中に近い色のものがあるのかなと。

個人的には色の揺らめきも含めて好きな色!
髪の毛の塗りに使うと面白そう。


SKB  彩墨集『月季』

SKBは台湾の文具メーカーで60年以上続く老舗です。
台湾インクも最近色々と出ていて、新たなコレクションの扉が開かれている印象。

月季がラインナップされている『彩墨集』は、自然から着想を得たインクが並んでいて、どれも素敵な色合い。

こちらは単純に色の感想です。

かなり明るいバラ色で、一気に表情が変わります。
華やかかつ柔らかい色彩で、赤~赤紫ですが読みやすいのが特徴的ですね。
こちらは安定した色合いで、使いやすい印象でした。


同じモチーフでも、生まれる色が異なって、興味をそそられる2色でした。

先月~今月は、夏のインクイベントで大量に色を増やしたので、
しばらく素敵なストーリーのある色のご紹介が続きそうです。
お楽しみに!

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