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紫が好きになった理由

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。
今日はなぜ紫が好きになったのかを振り返ってみます。

魅惑の紫

いつから紫が好きだったのか。
そこの記憶は定かではありません。
どの色も好きですが、紫はとりわけ目を惹く魅惑の色です。

紫は「芸術性」や「神秘性」を表す色彩なので、
小さい頃からずっと絵を描くのが好きだった自分には、ぴったりな色だったんでしょうね。

揺らぎの色

紫は「指す色の範囲が広い」のも好きなポイント。
他の色相でも範囲の広いものはあります。
中でも、青紫~紫~赤紫と3つの色相にまたがって、かつ表情の違いもはっきり分かるのは「紫」だけの持ち味。
赤と青という個性の違う色を混ざった色なので、違う雰囲気が出るんでしょうね。
その幅の広さが楽しい=好きなのかなと感じています。

品性の色

紫は「品性」を想起させる色彩です。
紫は歴史をたどれば、位の高い人にしか着用が許されていなかった色彩。
その高貴さや高潔さに、心が惹かれるのかもしれませんね。

半色の時にも書きましたが、紫は人々の憧れの色の1つでしたから、潜在的な遺伝子記憶みたいなのも作用しているのかも。

また扱い方次第で「上品にも下品にもなる二面性」を持つ紫は、カラーコーディネーターの手腕を試される色彩。
上手に扱うためには知識や経験が必要な、自分のスキルを測る色なので、造詣を深めるうちに好きになったというのもありそう。

好きな理由を探れば、答えがいくつも出てきて面白いですね。
これが紫の魅力なのか。
これからも探求深めていきたいと思います。


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