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格差や多様性の問題にマクロの視点で(経セミe-book no.27)

女性の働き方の問題、女性が抱えるアンバランスな子育て負担、非正規雇用の方々が直面する困難、格差の拡大などの問題は以前から注目されてきた重たい社会問題です。これらの問題は、新型コロナウイルス感染症の影響などなども重なり、最近さらに注目を集めています。

そんな問題にマクロ経済学のアプローチで挑む研究を含め、最前線の研究現場で経済学者たちが何を考えてきたのか、現在進行形でどんな問題に取り組んでいるのかを紹介した『経済セミナー』2021年2・3月号の特集「マクロ経済をミクロの視点で考える」。1月末の発売以降、以下のようにご紹介いただきました(敬称略)。

土居丈朗(慶應義塾大学教授)「経済論壇から」『日本経済新聞』2021年1月30日付:

中室牧子(慶應義塾大学教授)「私の3編」、「論壇誌 2月」『読売新聞』2021年2月22日付:

津田大介(ジャーナリスト)「論壇時評 森発言の「成果」 更新を続ける価値観、変革の力」『朝日新聞』2021年2月25日付:

それぞれ、少し異なった観点から本特集の内容に触れていただいていますので、ぜひ各紙もご覧いただけたらと思います。

そしてこの特集が、電子版でご覧いただけるようになりました! 『マクロ経済をミクロの視点で考える(経済セミナーe-book no.27)』として、2021年3月1日発売です。

以下のような構成になっています。最近のマクロ経済学のフロンティアの一端を覗ける内容になっています!

●【対談】多様性に目を向けたマクロ経済学の可能性……北尾早霧×向山敏彦
● 家計間の異質性を考慮した金融政策分析……須藤直
● 資産・所得の格差はどこから来るのか……楡井誠
● 少子高齢化と社会保障の課題にどう取り組むか……西山慎一
● 経済ショックは労働市場にどのような影響を与えるか……宮本弘曉
● 企業のダイナミクスとマクロ経済……及川浩希

関連する内容としては、以下の向山敏彦先生が2021年1月6日に『日本経済新聞』の「経済教室」に寄稿された記事もあるので、ぜひあわせてご参照ください。

その他、過去に本特集の簡単な紹介をまとめたnote:

北尾早霧先生、向山敏彦先生の対談で、先生方のお話の背景にある研究論文や専門的な情報をまとめたnote:

もありますので、ご関心にあわせて本誌or本e-bookとともにご活用いただければ幸いです!

これをご覧いただくと、マクロ経済学も他の分野同様、より現実的な問題を直接扱えるようにどんどん進歩していて、現実的・実践的なインプリケーションが得られるようになっていることが実感できると思います。ぜひ本誌or本e-bookを通じて、マクロ経済学のフロンティアの一端を覗いてみてください!

サポートに限らず、どんなリアクションでも大変ありがたく思います。リクエスト等々もぜひお送りいただけたら幸いです。本誌とあわあせて、今後もコンテンツ充実に努めて参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。