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松江・奥出雲、眼鏡供養と温泉と奥出雲おろち号と・1

秋の島根をメインに松江を観光し、松江競輪場跡地をめぐり、一畑電車乗りつぶしをし、一畑薬師にコロナでなくなった同士の眼鏡を眼鏡供養に持っていき、いくつかの温泉につかり、奥出雲おろち号に乗ってくる、という旅をしてきました。その1日目です。
第1回・松江観光と松江グルメ

注:奥出雲おろち号の登場はまだです。3回目(3日目)までお待ちください。


1日目


松江到着、周辺観光

 前段として、なんだかんだ言って島根は東京からは遠い。最終目的地の備後落合はさらに遠い。どうやってアクセスするかいろいろと悩んだのであるが、一番楽なのはサンライズ出雲となる。うん、結論からはっきり言うと取れなかったので飛行機。しかも出雲空港の方は満席で取れずに米子空港へ。まぁいいんだ、松江行くには米子空港からも便利だし。まぁ、サンライズもなんだかんだで遅れることあるしね。
 てな感じでいたのですが、当日朝8時台に出る飛行機がものの見事に朝っぱらから豪快に遅延。実際に松江駅に到着したのは正午まわったくらい。あぁぁぁぁ、予定が「おい、鬼太郎、スケジュール押してるからその一反木綿かしてくれ!」

米子空港

 米子空港から松江を選んだ理由としては空港連絡バスがべた踏み坂といわれる道路を通過してくれるから。これはちょっと興味があったので乗ってみた。ガイドブックにも写真で見るとすごい角度の坂とあったのだが、まぁ、実際に人の目で見るとちゃんと距離補正はされるわな。中海という汽水湖のど真ん中を突っ切って走る野もなかなかに面白かったし、なるほどこれ飛行機遅れるわなぁ、ってくらい波がすごかったのも面白かった。まぁ、面白かったですけれども、本当に通過するだけで写真もバスからじゃぁ、何とも言えないし、行くなら別口をお勧めします。

 松江駅到着がだいぶ遅れたのは書いたが、その影響がここにも出てくる。松江駅から観光名称を周遊するレイクラインというバスがあるのでが、これに接続できなかった。観光案内所に手段を聞くと、実際松江城まで行く分にはバス停から何種類ものバスが出てるので困りはしないのだが、目的地の蕎麦屋が塩見縄手と観光バス以外だとまずいかない。なので、松江城までバスそこからレッツランニングということになる。まぁ、松江城の城壁見ながらのジョギングも悪く無かろうて。内堀なかなか大きくて石垣もいい味で空いててよいな。

松江城内堀、お城の大きさと規模のでかさがわかる

 そして松江城の内堀をクッソ寒い中汗だくになりながら、塩見縄手にあるお目当てのお蕎麦屋さんに到着!出雲そば食わしてくれー!よかった頑張った買いがあってお店の外に人が並んでないや。

臨・時・休・業

 うそでしょ?ちゃんと定休日かどうか調べてきたのに!ならば次に念のため調べてきた店に…いってもその店が臨時休業なら長蛇のれるだね、知ってた。ここで適当な店でそば食うか、他のもの食うかの2択を迫られる。そばを選べば、武家屋敷とか地ビールとか周辺観光を幾つかあきらめることになる。そばをあきらめるか周辺観光をあきらめるか…グッバイ周辺観光!あちしはそばを選んで走り出したのだ、レッツランニング!走るのだ、わが前にそば以外ない!
 あ、でもせっかく来たので塩見縄手の写真を。

お昼、出雲そば岡本

 で、たどり着きましたるは塩見縄手を今来た道を戻り反対側、一本道の裏にある小さなお蕎麦屋さんの「そば岡本」さんここが実に当たりだった。

 先にはっきり書いてしまいますが、この後まだ3色出雲そばをいただきますが、ここがダントツだった。不勉強だったのでそのまま割り込そばを頼んでしまったのだが、ここの釜揚げそばもまたかなりの絶品らしい。
 民家を改造ではないけれども、その広間の畳の上にテーブル並べたたくさんの人は入れない小さなお店。メニューも割子そば、釜揚げそば、ざるそば山掛けそばの4種類で天ぷらとかは一切なしのそば勝負!トッピングで卵や山肝は選べるけれどもね。ビールを頼もうとしたところ「寒でもいい?」と聞かれたので「いや日本酒でなくて」「いや缶ビールしかないんですよ」と丁寧に介してくれて優しさを感じた。缶ビールならいいやと辞めました。
 できた割り子そばがこちら。

割り子そば

 これらの薬味を一枚一枚に適当に絡めて、直接おつゆをさらに注ぎ食べる。余ったおつゆはそのまま下の段にかけ、さらにまたおつゆをかける。これを三段目まで続ける。最後に本当にトロット路の濃いい蕎麦ゆで割ってのむ。もしくは3段目は釜揚げそばよろしく味編ではないが楽しむのもあり。もちろん釜揚げのようにあっつあつではないが。
 出雲そばはそばの殻から引いて作るので見たも黒めで風味が強いといわれています。実際食べてみると風味も強くそれてしっかりとした食べで、いや硬めで、だからと言って火が通ってないというわけではなく、そうか、いい感じの歯ごたえがあったのか。のちの3食と比べると歯ごたえが強くざらつきがなく、しっかりそばの面の角が立っている感じ。
 なんといっても驚きはそのつゆの濃さ!甘い、いい感じに。カラムーチョでおばーちゃんが「ポテトが辛くてなぜおいしい!」と言ってましたが、「つゆが甘くてなぜおいしい!」みたいな衝撃がありました。出汁もきいてるし、なんだろう?とどめはこのトロットろの蕎麦湯、画面はしのやかん。これが独特の甘くて濃いおつゆにまぁマッチすることマッチすること!ここは大当たりだった。また来たい。走りつかれてたので逐一写真を撮らなかったことは公開だが、いちいち工程の写真を撮ることなぞ忘れて食べられる代物だった。

松江城散策

 おそば、塩見縄手と実績を解除したので、次は松江城。現存天守を持つ広い国宝の城である。

 とにかく広いお城なので入り口はいろいろとあるが、お蕎麦屋さんから近い北惣門橋から入る。下の地図でいうところの紫色のところから入場。地図見てわかると思いますが、本当に広い。

 とりあえず、天守を目指し大手門方面へ歩くけれども、土塁も石垣も実に無事でした。HPでも強調されてるのだけれども、防衛拠点としての意味合いを色濃く残した城で歩いていてその見事さにはほれぼれする。内堀の中の小高い山を生かしそこに築かれた城としてほれぼれする。

 個人的にはまわったことのあるお城の中ではかなり気に入りました。ちょうどよく見たいものがきっりりみっちり集まってる感じです。松山や高知だと広すぎる感じで、それはおsれですごくいいのだが、観光としてみっちりいろいろと楽しめる感じ。
 広大な2の丸には松江神社と興雲閣がありこれも見学ができる。

興雲閣

 そしていよいよ本丸。出るときにはじめて気が付いたのだが、城の中も撮影自由やった。写真撮らなかったのはもったいなかったな。

 内部構造は実に見事で、その内容の説明も面白かった。木材不足で心柱(一階からずっと投資で上の階までつなぐような大黒柱のようなもの)の大きな柱を作る木が手に入らなかったため、心柱を使わない2階分の短い通し柱を配置して天守を支える構造となっている。そうは、そういう柱をたくさん配置して重さを外へ外へ分散させることで5階建てという高い天守を気付くことができたということ。その説明が実に丁寧で、わかりやすく見て取れる。

公式より柱の配置

 あと面白かったのは井戸。城にこもるとなればどうしても必要なのは水になる。その真水を確保するための井戸が小高い山に建てられた天守閣の中にあり、周りが信じ湖という汽水湖の中で真水が取れるのには驚いた。

公式より井戸、のぞき込むとかなり深い。

 そして天守閣最上階。ここはとにかく眺望が良かったですね。眼下に望む宍道湖や山を望んだりと、観光としてすごく楽しめます。

宍道湖を望む

 宍道湖方面だけでなく3の丸が見て取れる役所方面とかもお勧めだよ。本丸を楽しんだ後は水の手門あたりをめぐって大手門へ。本当はもっと広さとか、土塁とかを楽しむべく内堀を打ちっ川から散策したかったのであるが、堀川めぐりの遊覧船に乗るのも捨てがたかったのでそちらへ。

堀川めぐり

 解説するのも馬鹿馬鹿しいが、そのまんまですよくあるお濠の中を遊覧船で巡るツアー。

 まぁ、せっかく松江に来たのであれば、こういったアクティビティーも楽しまなきゃねということで体感してきました。要は船頭さんがいろいろとガイドしてくれるので情報の補完。

 橋の低いところは屋根を下げてそこをかがんで通過するのも楽しみの一つ。お濠の中の野鳥とかかめとかそういう自然も楽しめます。これに乗ってそのあと松江城を楽しむのが正しい順路かな。その方が理解が深まると思いますし、法理のうちっ川で見て興味持った部分を改めて歩いてめぐるのもよいかもしれません。。なお、途中乗船、下船もできるので用途によってタクシー代わりにするのもいいかもしれません。乗船券が1日有効なので何度でも乗れます。

宍道湖遊覧船はくちょう号

 最後に楽しみにしていたのは宍道湖遊覧船。これの夕日見学がすごく良いというので松江観光の最後に。松江のホテルは大体この松江城から松江しんじ湖温泉駅の間にあり、温泉付きのホテルもたくさんある。そこでまず、ホテルにチェックインして旅の疲れをいやすべく温泉につかりそれから遊覧船に行くことにした。実際のところバス移動を想定してゆとりをもって工程を組んでいたのだが、街歩きしてて、これ歩けない距離じゃないわ、ってことになり30分バスまって、そのうえ乗船場で30分、まつよりは歩いてチェックインして、風呂でも入ってしまえということ。街歩きも楽しめるのでね。途中街の中にはかなり穴場のプラモデルやや、酒蔵もあるのでお勧めです。

 あちしは、遊覧船終わった後寄ろうと思ってたのですが、時間切れでしまってましたので、行くなら夕方前にどうぞ。

 この日は飛行機が遅れるほどの天候で風が強かったのですが、それでも夕日便は運行されました。それほど大きな船ではないので、一応予約しておくのがおすすめかな。宍道湖クルージングとはいえ宍道湖自体47期をもある大きな湖、そこを全部めぐるわけではありませんが、これは乗る価値あり!

 宍道湖に涼みゆく太陽を見学できます。ちょうど平野の間に夕日が沈み貴重な時期に乗船できたのですが、本当に美しかった!

 また、アン足うまく撮影できませんでしたが、船余間横を同じ速度で海鳥が飛ぶジブリみたいに風景にも運が良ければ遭遇できます。

 本当に美しい風景が楽しめるのであ進めですが、夏場はともかく冬場はとにかくあったかい格好で行くことをお勧めいたします。約1時間の船旅、最高です。あ、船室がありそこに入っていれば十分暖はとれます。あちしの場合はあまりの風景に船室に全く入らなかったので、身も心の冷え切り、もう一度ホテルまで戻り温泉委でもつからなきゃ風邪ひくと思い、飲み屋より先にホテルに戻り、その結果さかくらによれませんでしたw。

松江1泊

晩御飯「やまいち」

 というわけで松江の夜。せっかくのので地元の居酒屋に行っておいしいものをいただこうと思い、ホテルは素泊まりにしました。まぁ、アソご半月でもよかったのですが、泊まったホテルの1回にコンビニついてるのでそれでいいかなぁ、と。大体は結局ホテルで優勝苦にした方が安くつくのは事実ですが、自分で好きなものを食べたかったのでね。
 そこで選んだお店が「やまいち」さん。松江おでんと地元のものが楽しめるお店。

 すごくおいしかったです。

まずはビールで松江のおでん。松江のお伝は春菊が入るのが特徴だそうで、せっかくだからそれをいただく。

 忘れないうちに甘鯛の塩焼きとのどぐろの煮つけ。煮つけ非常にいい塩梅の煮つけ方。に過ぎないのがコツよね、軟かかくておいしい。

 宍道湖しっちんの一つ、もろげエビ。泥エビの仲間だけれども、秋が旬で串にぶっ刺したのを素揚げにしたもの。殻が薄いので殻ごと頭から豪快にがぶりつく。実にビールに合う。

 目の前にケースがあったのだが、最後の1匹になていたので再度甘鯛を今度は唐揚げで。甘鯛、揚げ物が実に合います。しっかり上がっているので頭までバリバリいただけますし、そこが一番おいしい!

 あとは肉豆腐もいただきましたが、すごくおいしかったです。あと写真撮り忘れちゃったんだけれどもお刺身もりと、シジミのお味噌汁もいただきました。しじみの味噌汁がびっくりするほどおいしかった!今まで飲んだ蜆の味噌汁の中でも段違い。これ産地の問題だけじゃなくて、肉豆腐食べても思ったけれども、これ板さんの腕だと思うわ。甘鯛2匹とのどぐろ1匹頼んで合計1万1千円はかなりお値打ち。
 5時6時ごろはすごく混んでいて予約必須ですが、7時半、8時ごろになれば予約なしでも入れると思います。ただ、のどぐろとか一部のメニューがなくなってる可能性はありますが。混んでると時間かかるものもあります、小さなお店を板さん1人とそのお母様と、もう二人で回してるので時間かかるのもありますが、じっくりおでんなどつまみながら待つのが良いでしょう。大満足です!

松江しんじ湖温泉

 今宵のお宿は松江しんじ湖温泉。セレクトしたのは松江ニューアーバンホテル。ビジネスホテルに近い形に天然温泉の大浴場がついているという感じのところ。もっと良い宿ってのもあるのであろうけれども、基本的に温泉の質は同じで、自家源泉を持ってるところっていうのはない(わけじゃないけれども、そこは大浴場がなかったりする)ので、お部屋、料理、立地、値段、露天の有無で選べばよいかと。でホテルニューアーバンを選びました。

公式より
公式より

 お湯は無色透明で特ににおいもなし。ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉69.7度。ph8.1の低張性弱アルカリ性高温泉。循環式の温泉です。弱アルカリ性なので足や指に独特のぬるぬる感のあるいいお湯でした。船室といてはそこまですごいというものではないけれども、贅沢言わなければしっかりと温泉を楽しめる感じ。ただ、松江しんじ湖温泉は写真のように宍道湖を眺めては入れる景観こそに価値があるのかな。その景色はなかなかに爽快です。ですので、入浴する時間としては日が落ちる前、火が出てからの明るいうちがおすすめかな。

 というわけで1日目松江観光でした。2日目は松江競輪場の跡地をめぐり、一畑電車の乗りつぶし、一畑薬師での眼鏡供養、そして木次線出雲横田を目指します。

松江駅観光案内所、温泉娘と吉田君


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