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第77回日本選手権競輪(GI)五日目レポート 決勝進出9選手が決定!

まずは、石川県で発生した地震により被災された方々にお見舞い申し上げます。また亡くなられた方に心よりご冥福をお祈りさせていただきます。

さて、五日目は準決勝戦が行われました。
9レースでは、北日本勢の1,2,3が決まりました。1着佐藤慎太郎、2着新山響平、3着和田圭。

準決勝9レース北日本のワンツースリー


10レースでは脇本雄太が異次元の強さを見せ圧勝。2着古性優作、そして3着に犬伏湧也。

準決勝10レース脇本の圧勝劇。


11レースでは、清水裕友が1着。2着山口拳矢、3着香川雄介。
でした。

11レース


明日、決勝は
1番脇本雄太-9番古性優作
5番新山響平-2番佐藤慎太郎-6番和田圭
7番犬伏湧也-3番清水裕友-8番香川雄介
4番山口拳矢(単騎)
となるようです。

無敵無双・脇本にどのようなレース展開で対抗していくのかを考えるのが楽しいですね。
脇本の初日のようなレース展開に持ち込んでいくとさすがのワッキーも危ういのではないかと思いますが、準決勝のワッキーのレースを見ていると、残り2周前からさっさと引いて、後方に下がって、一気に前に出て先行策にでると、古性が差せるか差せないかの勝負になりそうですね。
ただ、今日の準決勝10レースで犬伏は、まだ来ないだろうと油断して脇本に出られてしまいました。今日の反省を活かすならば、犬伏が早めに駆けてくることが相当高い率でありそう。その後ろに北日本勢が入ると後方に脇本になりますが、ここで山口拳矢の出方が気になってきます。
先行する番手に行くなら、縺れて隊列が短くなり、脇本有利になりそうです。この辺りの動きを予想しながら決勝戦をたのしましまれてはいかがでしょうか?

別の予想方法は第77回ですから7絡みとか、ポスター柄で買ってみるとか、も楽しいですよ。
ポスター柄だと5番6番4番ですね(笑)


■2レース
●1着の橋本瑠偉

橋本瑠偉

GI初出場、初勝利をあげました
「補欠から繰り上がって出れたので、力を出し切ろうと思って走りました!」

■6レース
●2着の松井宏佑

松井宏佑

坂井洋にいかれたのが悔しくてしょうがないそうで、笑顔もぎこちないです。
「最終日はお客さんに喜んでもらえるレースで1着を取りたいです!」

■8レース
●1着の新田祐大

新田祐大

「今日は突っ張って行くくらいの気持ちでいたんで、その積極的な気持ちが功を奏したんだと思います。1走目、2走目といい走りが出来ませんでした。2走目は僕も悔しかったけど、成田さんも悔しかったと思うし、絶対に成田さんと決めたい! ついてくれた南関と4車で決まるようにと思って走りました。
最終日は、自分がどんな想いでここに入ってきたのかを思い出し、最終日も強い気持ちを持って走りたいと思います!」
●2着の成田和也
「今日も新田と人気になっていたし、二次予選でダメだった分、気合が入りましたね」

■9レース
●1着の佐藤慎太郎

佐藤慎太郎

「響平が強かったですね! 眞杉(匠)が俺のとこに狙いに来たので、そこは上手く対処できたと思います。遅れてきてそこっていうより、狙って俺のとこ来た感じで重かったです。脚を使ってどうかと思ったけど、響平を抜けましたね。お客さんが4コーナーで『抜けっ!』て言ってくれて、気合が入りました!」

●2着の新山響平

新山響平

「2日間やれてなかった、突っ張り先行を出来てよかったです。ちょっとオーバーペースだったので、最後はちょっとタレましたね。このメンバーで勝てたのは自信になるし、ラインで決まったことはめちゃくちゃ嬉しいです。タイトルはもちろん欲しいですね。」

●3着の和田圭

和田圭

「突っ張るって聞いていたけど、相手も強かったですし大丈夫かなって思ったけど、大丈夫でした。僕はもうレッドゾーンでしたね(笑)。眞杉に来られたら来られたらヤバいと思ったけど、慎太郎さんがなんとかしてくれました。最後は余裕があって、内をずっと締めていようかと思ったけど、それで行かれたら悔しいので、外踏みました。決勝に乗れたのが嬉し過ぎて、最初に手を挙げて、あとで小松崎(大地)さんに『いい加減にしろ(笑)』って言われました(笑)」

■10レース
●1着の脇本雄太

脇本雄太

「犬伏君も先頭に出てからは後ろを覗うような形だったので、そこに対して迷ったら負ける可能性もあるなって思ってました。打鐘で並走したけど、仮にそこで犬伏君が勝っても古性君なら小倉(竜二)さんを捌いているという信頼あってのレースでした。しっかりゴールまで我慢できたと思います。ラインで決まったことが嬉しいです! 決勝もいいレースをいつも通り古性君とすれば、いい結果はついてくると思います」

●2着の古性優作

古性優作

「脇本さん過去一でした! ヤバかったです! バックの踏み直しがすごすぎて追いつけへんって感じでした。一瞬捲りがくるかなって思ったけど、影も見えなかったです。脇本さんは今までの中で一番強かったですね。自分は自転車の一体感がいまいちな感じなので、ローラーで刺激を入れたいと思います」

●3着の犬伏湧也

犬伏湧也

「想定よりも早く脇本さんが早く来ました。前に吸い込まれるよう、ついていきました。このスピードでは誰も来れないなって思って、ゴール勝負しようと思ってました。脇本さん強かったです。力負けした感じでした。あのくらいできないとって率直に思いました。GI決勝は目標にしてましたけど、本当に乗れるなんて…デキ過ぎです(笑)。脇本さんという高い壁はあるんですけど、少しでも近づけるように決勝戦も頑張ります」

■11レース
●1着の清水裕友

清水裕友

「1年振りのビッグレース決勝は嬉しいですね! 前のレースがずっと前で決まっていたんで、前々にいたかったんですけど、橋本と(渡邉)一成さんが踏み合っていたので、そこでちょっと落ち着きました。深谷(知広)さんのスピードをもらいながらどこまで行けるかだったんですけど、守澤(太志)さんが小原(太樹)さんを持っていったところで、ちょっとスライスしかけたけど、なんとか車は伸びてくれたと思います。(郡司浩平さんの牽制は)そこは対応できるように、身体を預けながら。落車があったのは残念でした。自力で勝てたのは嬉しいですね! ここに向けしっかり練習してきたので、決勝はしっかり頑張りたいと思います」

●2着の山口拳矢

山口拳矢

「なんとなく初日に走った時に今回は流れがいいなっていうのを感じました。(橋本)優己君が行く気満々で、でも、突っ張られた時に3番手入って待っていたんですけど、ちょっとわかんなかったみたいでした。あとは流れを見てでしたね。郡司さんや守澤さんの動きが気になったので、そこははざとついていかずに見てからいったので、落車を避けれました。周りは見えてましたね。決勝は1人だし、優勝だけ狙っていきます!」

●3着の香川雄介

香川雄介(今回も山中貴雄選手の実家・喫茶SPOONのPRです(笑))

「打鐘のところで拳矢が下がってきて、あれ(清水を)追走したら失格になるなって思って、とりあえずもう拳矢の動きについていこうと思いました最後は深谷をとらえられそうと思って最後踏みました。夢は大きい方がいいよね、大きい声では言えんけど(笑)。でも、出場すれば今の四国はチャンスがあるんじゃないかと思います」

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