【電機】日立製作所の企業分析&クイズ #73
前書き
就活生や株式投資向けの企業研究をどこまでやるべきか?の疑問に答えます。
今回は電機・事務機器メーカーの「日立製作所」を取り上げます。
日立製作所と言うと、日立システムズや日立ソリューションズ、日立情報通信エンジニアリングなどITの領域も強い会社です。
「選択と集中」というのもセットで語られる言葉で、22年度に上場子会社がピーク時の22社から0社になったという結果になりました。
低収益であったり、本業とのシナジーが生まれにくい会社を売却することも検討し、その売却により新規の投資に使うお金を作るというイメージです。
電機・事務機器メーカーからIT領域に軸足を移していると言えます。
Lumadaという言葉も抑えておきたいです。
必要に応じ、ヘルスケア事業を日立ハイテクなど子会社に任せる部分もあります。
採用人数の多さも特徴で25年度は730名を予定しています。(大学・大学院・高専卒)
システム・ソフトという文脈で見るとNTTデータが最多で670名なので、それを上回る数値です。(ちなみにITの会社へと変化しつつある富士通も800名)
メーカーという区分でもかなり多い数値となります。
ジョブ型の採用を進めるということでニュースにもなっていました。
「日立を利用してこんなことがしたい」という目的がある学生を特に求めているようです。
経理や財務志望の方も抑えておきたい企業で、より細かな仕事まで理解しておくのがベターと言えます。
理系の方もマッチングイベントがあり、配属ガチャにならない仕組みがあります。(三菱電機の配リクとも似ている)
現会長は徳島大学の工学部、現社長は京都大学理学研究科卒業とどちらも理系となっています。
社長を選ぶプロセスも透明性があり、社長による独裁も起きにくいものとなっています。
ガバナンスという意味でも日本の先端と言える会社です。
合わせて有価証券報告書にも写真が多く、資料の見やすさという意味でもトップクラスと言えます。
総じてかなり良い企業と言えるため、まずはエントリーしてみたい会社というのが結論です。
内容について
最終面接など就活や転職、合わせて株式投資などに使える企業分析対策の資料まとめとなります。
その企業独自の取り組みや役員のプロフィールほか幅広くまとめています。
最終面接前の仕上げや企業研究の助けとしてご活用頂ければと思います。
※記事の値段は購入者が一定数を超えた場合、値上げします。(今の値段が現状で一番安いという意味です。)
後半部分では会計クイズを10コ×2セット用意しています。
志望度の高い企業であれば、1次や2次用に購入頂くのもアリです。
企業研究に使う時間を外注する、そんなイメージで考えて頂くと良いです。(このnote作成には3時間以上かけています)
今、自分が就活生や転職でこの会社を受けるならここまでまとめておくという感覚を意識しています。
一度購入して頂き、しっかり内容を読み込めば同じやり方で他の企業の分析もできるようになるはずです。
資料の引用は決算説明資料、有価証券報告書、会社HPなどで基本的に無料で入手可能なもので経理マンの視点でまとめています。
逆質問にも活用できる内容なので、ご自身の意向に合わせ考えて頂くとその部分でもプラスになるはずです。
ちなみに万が一この記事を削除したとしても、記事そのものは購入した方に限り閲覧が可能です。
https://www.help-note.com/hc/ja/articles/360011270754
なお本noteは情報の提供を目的としており、本資料による何らかの投資行動などを勧誘するものではありません。
他の企業についてはマガジンで確認が出来ます。
1.基本情報
①基本情報
株式会社日立製作所
設立:1920年(創業は1910年)
連結従業員数 : 269,000名、単体 : 28,100名
本社:東京都千代田
ホワイト指数(10点満点):10
クイズのサンプル
日立製作所が注力しているDX(デジタルトランスフォーメーション)による業務変革のCAGR(年平均成長率)は?
A. 8%
B. 12%
C. 16%
※回答は本編にて
ここから先は
¥ 1,600
頂いたサポートはより良い記事の作成のために使用いたします!経理や会計を身近にできればと思っています!