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「KEIPEで働くことで変われたのは、障がいを持つメンバーだけでなく、私自身」 サポートスタッフ/職業指導員 高田満利恵のインタビュー

こんにちは!
「障がいを特別なものにしない会社」KEIPE(ケイプ)株式会社です。
KEIPEでは、何らかの障がいを抱えて就労が困難になった方の社会復帰を支援する福祉サービスを展開しています。

連載「KEIPEople」(KEIPE + people)では、KEIPEで働く仲間たちをインタビュー形式でご紹介!

今回紹介するのは、サポートスタッフ/職業指導員の高田満利恵(たかだまりえ)です。


サポートスタッフ/職業指導員・高田のキャリアと仕事

高田満利恵
1992年1月生まれ・山梨県甲府市出身・山梨県立韮崎高校・山梨英和大学卒。大学卒業後、地元の企業で携帯電話販売会社に勤める。その後、コールセンターで勤務するが部署異動を機に退職。「次が最後の転職になるだろうから自分のやりたいことをやってみよう」と決意し、2020年4月KEIPEに入社。2020年8月に笛吹オフィス開設に携わり、現在も笛吹オフィスで勤務中。

普段は、障がいを持つメンバーの業務のサポートをしています。クライアントから受注したPC業務などを進めるなかで、疑問点が出てきた際に一緒に解決したり、補助をしたりするのが仕事です。

ただ、サポートと言っても、いきなり答えを出さないように心がけています。

やはり、本人が解決策を導き出した方が成長や達成感に繋がると思うので、なるべく本人に考えてもらうよう意識しています。あくまで私は考えるサポートをするという形です。

また、メンバーのスキルに合わせて仕事を振り分けることもしています。 それ以外にも、クライアントとの定例MTGや納品のやりとりなど、メンバーとクライアントを繋ぐのが私の役割です。

KEIPEで働こうと思った理由は、「働き方・生き方に共感してくれたから」

- KEIPEで働こうと思った理由やきっかけを教えてください。

働きたいのに、病気があるからダメ。
働きたいのに、障がいがあるからダメ。

残念ですが、今の世の中にはそんな現実があります。

“障がいを持つ人が働く”ということに対して、悪気はなくても「簡単な作業しかできない」「急に仕事を休んだり、トラブルを起こす」など差別や偏見がまだまだあります。

以前からそうやって除外されてしまう人を多々見ることがあり、「障がいの有無は関係ないと思うけどな…」「働きたい人が輝ける社会を作りたい」という思いからこの職種を選びました。

福祉業界で働くのは初めてだったので、どんな会社を選べばいいのかとても悩みました。
そんななか、たまたま最初に出会った求人がKEIPEでした。

“新しい会社”という点と、“何でもチャレンジできる”という点に惹かれたのに加え、HPに掲載されている写真を見た時に「人や会社の雰囲気が温かそうだな」と感じたのが印象的でした。

そして、その直感は社長の侑馬さんとサポートマネージャーの奥野さんと面接をした時に確信に変わりました。

私がこの職種を選んだ理由や、仕事も家庭も大事にしたいという働き方への考えを話したところ、すごく共感してくれたんです。

その時に「こんなに理解のある会社は他にはない」と思い、KEIPEへの入社を決めました。

KEIPEで感じる、やりがい

-KEIPEで働いていて良かったなぁと感じるのはどんな時ですか?

KEIPEでは、日々の仕事の中で「この仕事をしていて良かった」と思う瞬間が散りばめられていると感じます。

たとえばある時、PCをほとんど使ったことがないメンバーがいました。

最初はカナ入力しかできず本人も不安そうで、一からローマ字入力を教え、一緒に作業を進めていました。

それが今では、PC作業でとても活躍してくれています。

さらには、

「次のステップに進みたいから新しい仕事を教えてほしい」

と本人から話をしてくれるまでになりました。

ビジネスのスキルが身についたことはもちろん嬉しいですし、それに加えて心にも変化が起こったことが何より嬉しかったです。

これはほんの一例で、自分が関わることでメンバーが成長していく姿は日々励みになっています。


「私自身に変化をくれたのは、障がいを持つメンバー」

-障がいを持つメンバーの成長や変化を日々見ているかと思いますが、ご自身の中での変化は何かありましたか?

障がい者の就労支援に対する見方が変わりました。

正直、入社する前は“重い仕事”というイメージがあったんです。

私の行動や発言で、その人の人生を左右してしまうかもしれない。
だから、常に気を張ってメンバーを見て、適切な指示をしなければ。

そんな重圧を感じていました。

でも、それは私の勝手な思い込みでした。

実際に仕事の現場に入ってみると、一人ひとりが自主的に仕事に向き合い、休憩中には笑顔で話しかけてくれ、イメージとは全く違う世界が広がっていました。

本当にみんな明るくて、言われなければ障がいを持っていることを忘れてしまうような方ばかりです。

入社したばかりの私に「こうするとやりやすいよ」と逆にアドバイスをもらうこともありました。

KEIPEでは、お互いに成長していける。

KEIPEでの就労支援は、“メンバーはもちろん、私自身も一緒に成長していける素晴らしい仕事”なのだとメンバーから教えてもらいました。

今後は「メンバーの自立をサポートし、自分自身も一緒に成長していきたい」

-今後の目標を教えてください。

一人で自立して生きていける人になってほしい。
困難があってもしっかりと受け止め、
そこからまた這い上がっていける人になってほしい。

これは、私が障がいを持つメンバーに対して思っていることです。そして、私自身がその手助けをしていければと強く思っています。

私自身が社会に出て学んできたことをもとに、仕事に対しての心構えや一般的なマナーなどはもちろん、

“働く”とはどういうことか?

など、障がいの有る無しに関わらず、誰にとっても永遠のテーマであるようなこともメンバーと話し合っていきたいと思っています。

また、これは私事ですが、11月に出産を予定しています。出産を機に、生活や仕事復帰後の働き方などもガラッと変わるかと思います。

でも、そんな変化もすべてプラスに変えていきたいです。メンバー、そして新しい家族との関わりを通して、より社会人として、人として成長していきたいです。

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連載「KEIPEople」では、今後もKEIPEで働く仲間たちを紹介していきます。
KEIPEをもっと詳しく知りたい方はぜひHPをご覧ください!



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