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「障がいを特別視していた過去の自分」から、「障がいにとらわれない世の中を目指す今の自分」へ。サポートスタッフ/採用担当/人材開発担当 木原光正のインタビュー

こんにちは!
「障がいを特別なものにしない会社」KEIPE(ケイプ)株式会社です。
KEIPEでは、何らかの障がいを抱えて就労が困難になった方の社会復帰を支援する福祉サービスを展開しています。

連載「KEIPEople」(KEIPE + people)では、KEIPEで働く仲間たちをインタビュー形式でご紹介!

今回紹介するのは、サポートスタッフ/採用担当/人材開発担当の木原光正(きはらみつまさ)です。

サポートスタッフ/採用担当/人材開発担当・木原のキャリアと仕事

木原光正
1990年生まれ・山梨県昭和町出身・山梨県立甲府昭和高校・山梨大学教育学部卒。2013年に山梨大学を卒業後、長野県で4年間学習塾の運営に携わる。その後、法人営業の職種に転職。2019年4月に株式会社U&U (現・KEIPE株式会社)に入社。

もともとは新卒で学習塾の運営に携わる仕事に就き、今後もずっとその仕事をしていこうと思っていました。

しかし、2018年10月に以前から知り合いだった代表の赤池さんとひょんなことから連絡を取り、そのまま事業所の見学をする流れに。実際に事業所を見て赤池さんと話し、さらにパワフルな仲間の存在も知って、“障がい”や“就労支援”に対する考え方がガラッと変わりました。

自分も、障がいを持つメンバー1人ひとりと関わりながら一緒に成長していきたい。

過去の自分と同じように「障がい」に偏った考え方を持つ人や企業、地域に発信していきたい。

そう思い、KEIPEで働くことを決めました。KEIPEでは現在、①障がいを持つメンバーのサポート ②採用 ③人材開発などを行っています。

①障がいを持つメンバーのサポート
具体的には、障がいを持つメンバーと一緒に業務をしたり、作業のサポートをしたり、取引先の企業とやり取りなどをしています。メンバーが最大限の力を発揮し、ワクワクした気持ちで仕事ができるよう働きやすい環境の整備や業務フローの見直しをしています。

②採用
KEIPEの仲間になってくれる方の採用活動をしています。中途・新卒ともに募集していますが、採用では“正しく伝えること”を意識しています。KEIPEの魅力や業務内容を正しく知ることができるよう、説明会や見学会などを実施しながら事業について、KEIPEの想い、メンバーの活躍などを具体的に伝えています。また、入社が決まった後にも「どのように働いていきたいか」「どのような活躍をしてほしいか」をすり合わせ、1ヶ月ほどのスケジュールやミッションを一緒に考えています。新卒採用も今年の4月からスタートし、KEIPEに新たな仲間が増えるのが楽しみです。

③人材開発
KEIPEで働く全員が自身の成長や働くことへのやりがい・喜びを感じられるように、キャリアアップの仕組みづくりに取り組んでいます。一般的な人事考課制度とは違い、自身や仲間の成長や喜び、幸せにつながる仕組みを目指しています。ゆくゆくは全社的に運用し、“一人ひとりが目指す働く”をかなえていけるといいな、と思っています。


いつの間にか可能性を奪う“無意識のカベ”が一番怖い

-KEIPEで働くなかで、印象に残っているエピソードはありますか?

入社前に赤池さんと話したり現場を見たりするなかで、“障がい”に対する先入観は自分の中にはすでにないと思っていました。

ところがある時、障がいを持つメンバーに笑顔で言われたんです。

「勝手にできないと決めつけられるのはムカつきます!」、と。

当時、サポーター側の勝手な判断で一部の業務からそのメンバーを外してしまっていることがあったんです。

その方は入社時から「どんなことにも挑戦したい」と、とても前向きでやる気に満ち溢れていました。それなのに、無意識のうちにその気持ちや可能性を奪ってしまっていたんです。

自分の中には障がいに対する先入観はもうないと思っていたからこそ、その現状が生まれてしまっていたことがショックでしたし、無意識に作られていたカベの恐ろしさを感じました。

“ストレートに、でも怒らず笑顔で”その一言を発してくれたメンバーには本当に感謝していますし、懐の広さを尊敬します。

それからはサポーター側だけで判断することはせず、「まずはやってみよう」「トライしてみよう」と日々の中で意識的に言い聞かせています。今ではそのメンバーはさまざまな業務に携わってくれていて、事業所の外でも中でも大活躍です。

“就労”も“教育”も「障がい」にとらわれない世の中へ

-今後の目標を教えてください。

以前、障がいを持つメンバーが他の企業への就職を目指している時に、

「障害を持っている人はちょっと…」

と企業側に言われ、話を聞いてもらえないことがありました。

会ったこともないのに偏った考えでそう判断されてしまうことが本当に悔しかったと同時に、「過去の自分と同じかもしれない」とハッとしました。

過去の自分を含め、もっと多くの人にKEIPEの考えや活動を知ってもらい、「障がいがあるから」という考え方が世の中からなくなっていくと嬉しいです。

KEIPEで働いていると、よく外部の企業の方から

「障がいを持つメンバーもサポーターも、変わらないですね」
「会ってみたら、想像と全然違った!」

という声をいただきます。そんな言葉をもらえた時は、KEIPEで働く仲間を本当に誇らしく思います。

また、障がいにとらわれず、どんな人でも通える学校のような場所も作りたいです。まだ構想段階ではありますが、就労に加えて“教育”という側面からも取り組んでいきたいと思っています。

あらゆる側面から「障がいを特別なものにしない」を一緒に実現していく仲間をお待ちしています!

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連載「KEIPEople」では、今後もKEIPEで働く仲間たちを紹介していきます。
KEIPEをもっと詳しく知りたい方はぜひHPをご覧ください!



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