見出し画像

KEIPEが私を変えてくれたように「誰かの人生の中で、記憶に残る人になりたい」職業指導員 窪田未来のインタビュー

こんにちは!
「障がいを特別なものにしない会社」KEIPE(ケイプ)株式会社です。
KEIPEでは、何らかの障がいを抱えて就労が困難になった方の社会復帰を支援する福祉サービスを展開しています。

連載「KEIPEople」(KEIPE + people)では、KEIPEで働く仲間たちをインタビュー形式でご紹介!

今回紹介するのは、サポートスタッフ/職業指導員の窪田未来(くぼたみき)です。

サポートスタッフ/職業指導員・窪田のキャリアと仕事

窪田未来
出身は山梨県甲府市。就労支援に携わったのは、大学卒業後に勤めた多機能型事業所がはじまり。その後一度は障がい福祉の業界から離れるものの、「まだやり残したことがあるはず!」という思いから、再び業界へ戻ることを決意しKEIPEに入社。

ーKEIPEではどのような業務をしていますか?

KEIPEでは主に、障がいを持つメンバーのサポートを行っています。データ入力や図面作成などのPC業務全般をお願いしているのですが、業務の中でわからない部分をサポートしています。

メンバーの得意・不得意分野を踏まえて仕事を割り振ったり、理解度に合わせて教え方を変えたりと、一人ひとりに合わせてフォローするように心掛けています。

「プライベートや家族との時間を大切にしてください」という求人情報が印象的だった

―KEIPEで働こうと思った理由を教えてください。

仕事を探している中で、たまたま発見したKEIPEの求人情報にこんな文言を見つけたんです。

「プライベートや家族との時間を大切にしてください」

仕事についてではなく、「プライベートや家族との時間を大切にしてください」ってなかなか会社の方から言われることが少ない言葉だと思うんですよね。

その言葉を見て、「素敵だなぁ」と心に響きました。

さらに、面接を担当してくれた奥野さんの電話対応が素晴らしく、電話口からも優しさが伝わってきました。
実際に会ってみると、初対面なのに初対面とは思えない親しみやすさと柔らかく温かい空気感が素敵だと思いました。そして何より、相手への思いやりがすごい!
自分にできることなら、何でも力になりたい!という気持ちが伝わってくるほど、相手のことを考えている人だと感じました。いつも周囲へ気配りをし、相手を否定することなく肯定する。なかなか出来ることではないので、本当に素晴らしい方。そんな奥野さんの人柄に惹かれ、「ここで働きたい!」という気持ちがさらに高まり、入社を熱望。

その熱い思いが伝わって、入社することができました。


「やってみた」の言葉が何より嬉しかった

―KEIPEで働くなかで、印象に残っているエピソードはありますか?


以前一人暮らしの男性で、毎日の食事の栄養バランスが少し心配なメンバーがいました。

食生活について聞いてみると、お米を炊くのは週に1度くらいで、それ以外の日は菓子パンくらいしか食べないとのこと。「できれば毎日お米を食べたいけど、炊くのが億劫なんだよね」と笑いながら話してくれましたが、その表情は少し寂しそうにも感じて…。

少しでも役に立ちたいと思い、こう提案してみました。

「多めに炊き上げて、小分けにしてラップで包み、それを冷凍庫で保存してみたらどうでしょうか?そうしたら、レンジで温めるだけでいつでもお米が食べられますよ!」

ただ、話は聞いてくれたものの少し面倒そうな表情をしているようにも見えて、私は「頭の片隅に置いてくれたらいいな…」くらいに思っていました。

ところが、数週間が過ぎた頃、このように言われたのです。

「あ、そうだ。この間、窪田さんに教えてもらった方法で、炊いたお米ラップで包んでみました!」

その言葉を聞いて、驚いたと同時にとても感動しました。そのメンバーは私よりも年上でだいぶ歳が離れていたのですが、私の話を真剣に聞き入れ、行動に移してくれたのです。私の存在を受け入れてくれた証のように思えました。

そして何より、メンバー自身が「やってみた」という自信につながる出来事になったことがとても嬉しかったです。

「やってみたら、できた」という成功体験は、メンバーの大きな自信につながります。そのサポートができて、本当に嬉しく思いました。

誰もが働く中で、「信頼関係を築きたい」という思いがあると思います。でも、人の心は簡単ではないから、うわべだけの関わりで心は通いません。

いつでも真剣に、心を込めて接する。

当たり前のことですが、そうやって接していれば必ず思いは通じます。

「想いは、きっと伝わる」ということを実感した、素敵な出来事でした。「やってみた」と聞いた時のHAPPYな気持ちは、今も続いています。

今度は私が、誰かの人生に良い変化を与えたい

―今後の目標を教えてください。

「誰かの人生の中で、記憶に残る人になる」

これが今、私が目指している自分自身の姿です。

世の中にはまだまだ、「障がい者」というだけで「危ないから関わらないほうがいい」「仕事なんてできないだろう」などと色眼鏡で見られることがあります。

でも、人間関係にも仕事仲間にも、障がいの有る無しは関係ありません。

KEIPE には、自分のことよりも相手の気持ちに寄り添おうとする思いやりのある人がたくさんいます。また、障がいの有る無しに関わらず高い能力を持っているメンバーがたくさんいて、常に「どうすれば良いものを提供できるのか」「会社のため、地域のため、自分にできることは何か?」と考えながら仕事をしている人ばかり。

そんな仲間たちの姿に刺激を受けて「私も頑張ろう!」と前向きな気持ちになれますし、互いに学び合って成長していける素敵な関係性が、この仕事の醍醐味です。

KEIPEに入社してさまざまな人と交流するなかで、以前よりも物事をポジティブに考えられるようになりました。


KEIPEとの出会いが私を変えてくれたように、

「今度は私が、誰かの人生において良い変化を与えられるような存在になりたい」

障がいを持つメンバーやサポーターから必要とされ、KEIPEにとっても必要な人財でありたいと思うのはもちろん、「その人の人生を明るく、楽しく、幸せにできるような人になりたい」と強く思います。

***

連載「KEIPEople」では、今後もKEIPEで働く仲間たちを紹介していきます。
KEIPEをもっと詳しく知りたい方はぜひHPをご覧ください!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?