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3.19 バイロンベイからリユニオン in 東京
昨年の夏、オーストラリアのゴールドコーストへ突然、弾丸一人旅に出た。それまでの旅はつねに音楽に関わりがあったけど、このときは引きこもり生活が長く、とにかく広く美しい場所で朝日を浴びたかった。そしてなにかに導かれるようにゴールドコーストを選んだ。
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約3年ぶりの海外。毎日明け方に目覚めてすぐビーチに向い、ぼんやりと朝日を眺めていたら、みるみる自分の中のなにかが回復していった。ゴールドコーストは観光地だけど、オーストラリアはCOVID以降、ようやく観光客を受け入れたところで、まだそこまで混み合ってなかったのもよかった。
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ゴールドコーストからバスで1時間いったところにバイロンベイという、ヨガの聖地とも言われる美しい小さな町がある。最東端の岬に立つ白い灯台に惹かれて、ここに行くことにした。ここで灯台を見に行った帰りに道に迷い、それをきっかけに友達ができた。彼らと過ごした時間は短いけれど本当に眩しくて、人生はこんなことが起きるから面白い、と思わせてくれるプレゼントのようだった。
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この話はまたゆっくり書きたいけど、なんとその友達のうち2人が日本に遊びに来た。イギリス人とフィンランド人の可愛いカップル。オーストラリアに二人でワーホリ的なもので来ていて、自然のある場所を各地移りながら暮らしてる。かなりアクティブなバックパッカーで、すでに京都大阪、広島の宮島、長野でスノーモンキー(温泉につかるお猿)をみてから東京にやってきた。
そんな素敵なところに行ってきたら、しかも都会より自然派のふたりだし、東京なんて人が多くて疲れるだけなんじゃ、、と案内する場所がなかなか思い浮かばない。東京出身だけど、東京観光の案内はいつも悩ましい。自分の住んでる近所の美味しい店くらいしか案内できない。
Podcast(もちよりラジオ)でリスナーさんが教えてくださった九段下の千鳥ヶ淵に行ってみたかったけど、アクセスなどの都合で今回はとりあえず明治神宮前と、代々木公園で咲き始めた桜をみた。例年よりだいぶ早い開花は彼らのためなんじゃないか、と都合よく解釈する。
喜んでくれたけど人混みに疲れて、最後にふと思いついて馴染みのあるエリア、恵比寿のガーデンタワー38階の展望台に行った。ここは比較的穴場。
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この日はすごく晴れていて、夕暮れから夜にかけて、東京の街がよくみえた。東京は大きな街だ。
少しは東京の綺麗なところをみせてあげられたかな、と思ってとても嬉しかった。それでもわたしがバイロンベイで彼らにもらったものに比べたら、まだまだ足りないくらいだと思った。
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