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【書評に出た本】2021年2月

2月に書評に出た本のなかから、いくつかを紹介します。

■マティアス・ドゥプケ+ファブリツィオ・ジリボッティ 著/鹿田昌美 訳/大垣昌夫 解説『子育ての経済学—愛情・お金・育児スタイル』

この数十年、先進国の子育てが全体的に“過保護” へと変わっていったのはなぜか? 社会のグローバル化や経済格差が原因なのか? 日本でも『「学力」の経済学』等で大注目の「教育の経済学」。そのトップクラスの経済学者が豊富な最新データと精緻な実証分析で真理に迫る。

▶︎『週刊エコノミスト』 2021年3月2日号(2月22日発売)「Book Review」 に書評が掲載されました。評者は井堀利宏氏(政策研究大学院大学特別教授)です。本文はこちら
▶︎『日本経済新聞』 2021年2月20日(29面)「読書面」に書評が掲載されました。本文はこちら(※会員限定記事です)
▶︎『読売新聞』 2021年2月7日(10面)「本よみうり堂」に短評が掲載されました。本文はこちら(※読者会員限定です)

↓noteでは「日本語版序文」を試し読みできます。

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■氣多雅子 著『西田幾多郎 生成する論理—生死(しょうじ)をめぐる哲学』

『善の研究』から『哲学論文集』まで代表作を順に読み解くことで、実在の論理を徹底的に追究し、「いかに生き、いかに死ぬか」という問題を究極まで突き詰めようとした西田哲学の核心に迫る。

▶︎『図書新聞』第3484号(2021年2月20日)に掲載されました。評者は板橋勇仁氏(立正大学文学部哲学科教授)です。

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■鈴木慶孝 著『〈トルコ国民〉とは何か—民主化の矛盾とナショナル・アイデンティティー 』

世俗主義/政教分離を国是としたトルコ。しかし1980年代以降、イスラームが公定イデオロギー化され、クルド人などの民族的マイノリティーや、
アレヴィ―などの宗教的マイノリティー問題により、その枠組みは動揺している。多様性を包摂した「国民統合」政策の抱える矛盾と困難を描き出す、意欲作。

▶︎『図書新聞』 第3486号(2021年3月6日号/2月27日発売)に掲載されました。評者は澤江史子氏(上智大学総合グローバル学部教授)です。

 ↓noteでは、著者の鈴木慶孝氏による、現代トルコが抱える苦悩とその背景についての寄稿をお読みいただけます。

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#読書 #書評 #慶應義塾大学出版会 #新聞書評 #書評紙  

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