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【書評に出た本】2024年4月

4月に書評掲載された本をご紹介します。

■金 成玟【著】『日韓ポピュラー音楽史――歌謡曲からK-POPの時代まで』

坂本九からBTSまで、日本と韓国の音楽がおりなす戦後大衆史をたどる
私たちは「日韓」を超えられるのか?「POPの夢」が、いまひらく――!

BTS、TWICE、BLACKPINK、NewJeans――今や世界的人気を誇るK-POPアーティストたち。彼らの活躍の裏には日韓がおりなした数十年にわたる歴史があった。抑圧と解放に翻弄されながら、大衆の欲望は、ポピュラー音楽の舞台の上で、反射しあい、ねじれ、交差する。歌謡曲から、韓国演歌、J-POP、K-POPの時代まで、日本と韓国はいかに自己/他者のイメージを構築し、欲望しあい、「POPの夢」を見たか。もうひとつの日韓戦後史を描き出す。

◆本書に登場するアーティストたち◆
坂本九、美空ひばり、李美子、李成愛、吉屋潤、パティ・キム、シン・ジュンヒョン、はっぴいえんど、YMO、チョー・ヨンピル、キム・ヨンジャ、ソテジワアイドゥル、H.O.T.、李博士、イ・サンウン、T-SQUARE、CHAGE and ASKA、X Japan、安室奈美恵、嵐、中島美嘉、草彅剛、渋谷系、シティポップ、BoA、東方神起、KARA、少女時代、TWICE、BTS、XG、YOASOBI、imase

▶『産経新聞』 2024年4月28日(読書面・18面)に書評が掲載されました。
『読売新聞』 2024年4月21日(11面・文化面 本よみうり堂) に書評が掲載されました。
『週刊読書人』 2024年4月5日号(8面)に紀伊國屋書店新宿での刊行記念トークイベント(2023年3月7日開催)のレポートが掲載されました。構成は、長瀬海氏です。
『岐阜新聞』(4月21日)、『宮崎日日新聞』『中国新聞』(4月14日)、『新潟日報』、『山陽新聞』(4月7日)などにも書評が掲載されました。評者は、松谷創一郎氏(ジャーナリスト)です。

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■マイク・ロスチャイルド 【著】/烏谷 昌幸・昇 亜美子 【訳】『陰謀論はなぜ生まれるのか――Qアノンとソーシャルメディア』

アメリカ連邦議会議事堂襲撃事件はなぜ起こったのか?

世界中を震撼させた「Qアノン」現象の根源に分け入り、権威や既存メディアに疑問を抱き陰謀論を信じる人々の深層に迫る、傑作ノンフィクション。

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『日本経済新聞』 2024年4月6日読書面(31面) に短評が掲載されました。

■小平 麻衣子・井原 あや・尾崎 名津子・徳永 夏子【編】『サンリオ出版大全――教養・メルヘン・SF文庫』

詩とメルヘン、いちご新聞、リリカ、サンリオSF文庫、映画……数々の出版物と〈ギフト〉を世に送り出した、1960年代から1980代までのサンリオの多彩な文化事業に迫る

サンリオ創業者の辻信太郎と、詩人のやなせたかしが出会い、抒情とヒューマニズムの夢をのせた出版事業が走り出す。「かわいい」キャラクター事業のかたわら、数々の出版物を世に送り出した新興企業は、他に類のない多彩な文化事業展開をみせ、多くのファンを獲得していった。大量消費時代に先駆けた1960年代から1980年代までのサンリオ出版を、「女性文化」や出版史のなかに位置づける初めての試み。

▶『西日本新聞』 2024年4月27日読書面(11面)「カリスマ書店員の激オシ本」にてご紹介いただきました。評者は、徳永圭子氏(丸善博多店)です。

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「日本の古本屋」メルマガ(2024.3.25)「自著を語る」に小平麻衣子先生のエッセイが掲載されました。↓

■佐藤 清隆【著】『円の実力――為替変動と日本企業の通貨戦略』

「為替」の壁を乗り越えられるか

円建て貿易が伸びず、ドル建て貿易が中心と言われてきた日本の貿易建値通貨選択が、アジアで大きく変わりつつある。アジア現地通貨建て取引の拡大という新たな変化をデータによって明らかにする。過去17年にわたって日本企業へのインタビュー調査とアンケート調査のプロジェクトに関わってきた著者が、これまで構築した独自データベースに基づく研究成果を踏まえて、上記の課題を分析・解説する。

▶『週刊東洋経済』 2024年4月20日号「Book Review 話題の本」(p. 91)に書評が掲載されました。

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■田中 隆之【著】『金融政策の大転換――中央銀行の模索と課題』

常態化した「非伝統的」手段はどこに向かうのか

1998年の日銀法改正以来、日本の金融政策は「非伝統的金融政策」の導入と、黒田日銀総裁の指揮下での大胆な「異次元緩和」政策という二回の大きな変革を経験した。この間、FRBをはじめ主要国中銀がともに政策の枠組みを大転換させ、共通の新しい課題を抱える中、2023年に着任した植田和男新総裁はどのような舵取りで「出口」を模索するのか。本書はこれまでの経緯と今後の行方を理論・実証両面から分析する、金融市場関係者必読の一冊。

▶『週刊エコノミスト』 2024年4月16・23日号「 Book Review 話題の本」(p.54)に書評が掲載されました。評者は、服部茂幸氏(同志社大学教授)です。

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4月の書評は以上です!

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