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【書評に出た本】2022年6月

6月に書評掲載された本を紹介します。

■藤井 淳【著】『空海『三教指帰(さんごうしいき)』——桓武天皇への必死の諫言(かんげん)』

官僚を目指していた空海が大学を辞め、二十四歳で著した『三教指帰』は、
儒教、道教、仏教を戯曲形式で比較し、仏教が最上であることを親族に説得する「出家宣言の書」とこれまで理解されてきた。本書は、激動の時代背景や神話・伝承、『日本書紀』などの歴史書と照らし合わせ、『三教指帰』執筆の隠された意図に迫る。

『週刊文春』2022年6月23日号「文春図書館推薦」で、本書が紹介されました。
『芸術新潮』2022年6月号(p.115)「RECOMMEND・編集部のおすすめ!」で、本書が紹介されました。

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■川端康雄【著】『オーウェル『一九八四年』——ディストピアを生き抜くために』

全体主義国家によって分割統治された近未来世界を描く、世界的ベストセラー『一九八四年』。
ビッグ・ブラザーが支配する徹底した監視・管理社会で、独り闘争をしかける、我らが主人公、ウィンストン・スミス。
「ポスト真実」の時代を先取りしたディストピアに、希望はあるのか。

『朝日新聞』2022年6月4日(19面・読書面)「著者に会いたい 」で、本書と著者の紹介記事が掲載されました。本文はこちら(全文は有料会員のみです)

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■大尾 侑子【著】『地下出版のメディア史——エロ・グロ、珍書屋、教養主義』

近代日本の誇る教養主義の「裏通り」を一望する!

軟派出版の世界で、道楽知識人たちは国家権力と戯れ、一大文化空間を築いた――
「低俗」出版文化の歴史と「書物」「エロ」への欲望を可視化する意欲作。

『週刊読書人』2022年6月24日号に書評が掲載されました。評者は阪本博志氏(帝京大学文学部教授)です。

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■玄田有史・萩原牧子【編】『仕事から見た「2020年」——結局、働き方は変わらなかったのか?』

リクルートワークス研究所が実施した全国就業実態パネル調査と臨時追跡調査のデータを用いて同一個人の働き方の変容などを多角的に分析し、わが国の労働市場にはどんな構造変化が起きたのかを検証する貴重な「歴史証言」書。

『読売新聞』2022年6月5日(21面・文化面)「本よみうり堂・コロナの時代を読む」で、本書が紹介されました。紹介者は佐藤義雄氏(住友生命保険特別顧問)です。

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#読書 #書評 #慶應義塾大学出版会 #新聞書評 #書評紙

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