主将。逆に弱音を吐いてみた

こんにちは。主将の酒井です。

104代目幹部として、2021年の全カレに向けて士気を上げる目的でnoteを書いています。
ただ今回のブログは、全カレ出場者に向けてではなく、全部員に対して書きます。
この文章が、今後の重要な試合での勇気になればと思います。
私は文才、語彙力、共に欠如しているため読むのに苦労するかもしれませんが、付き合って頂けると幸いです。


私は大学での最大目標だった2021年東京五輪優勝を走幅跳で目指しましたが、ご存知の通り、擦りもせず目標達成はできませんでした。
大学1年時に追い風参考だけど8m31cmを跳んで、いけるだろうと思い上がってました。

急に大学での目標が射程圏内に入ったことや多くの人から想像以上の反響があったことで思い上がり、惑わされ、自分の跳躍を見失いました。
だけど、不調になると多くの人は手のひら返しで、興味を示されなくなる。それでも応援してくださる方や手を差し伸べて下さる方がいました。
心の底から感謝してます。本当にありがとうございます。

そんな状態が今まで続いてしまい最後の全国大会である全カレを前にしています。

正直、怖いです。

この3年間で、高校時代に一度も負けなかった選手に負けて、結果も出せず、プライドはズタボロになりました。本当に結果を出せるのか?また同じような記録に終わってしまうのでは?と考えてしまう時もあります。


だけど、こんな事を言っても、心のどこかに小さな自信もあります。


皆さんもそうじゃないですか?
大事な試合を前にした高校時代を思い出したり、想像してみてください。インカレ前、日本選手権前、箱根駅伝のスタート前、標準締め切り前、怪我や不調を乗り越えてスタートラインに立って、感じるのは大きな不安だけではなく、小さな自信もあるはず。

本当に小さな自信かもしれないけど、全く根拠がないかもしれないけど、その自信を頼りに戦い抜いてください。
今までの慶應競走部の先輩方はその小さな自信を頼りにして戦い。結果を出してきました。

101代目主将の永田駿斗さんもその一人です。
彼は中学時代から100mを専門としていました。ラストシーズンのシーズンインは10秒後半、関東インカレは5位と振るわず、周りからは全カレも厳しいと考えられていました。
実際、私も厳しいと考えていましたし、本人も正直わからないと言っていたのを今でも覚えています。
だけど、彼はそんな逆境や不安も跳ね除け、目標だった全カレで100m優勝/リレー2位/200m3位という結果を出しました。(当時、多田修平選手が絶好調の時でした)

100代目主将の小池祐貴さんも永田さんと同様に逆境を乗り越え、不安を跳ね除けて最後の全カレで3年振り自己ベストで優勝しました。

これは主将に限った話ではないと思います。
私が知らない卒業生の方もきっとそうだったはず。国際大会、インカレ、箱根駅伝、標準締め切り前、など多くのOB/OGが不安や逆境を乗り越えて結果を出してきたはずです。


私も全カレを前にして正直不安でいっぱいですが、不安の奥にある小さな自信を頼りに戦います。
この文章が今年の全カレ後に多くの部員の助けとなり、それぞれにとって重要な大会前の勇気となれば幸いです。

104代主将  酒井由吾

<過去のマネブロ>
2018年全日本インカレ
http://keio-tf.org/2018/10/04/zennnihonninnkaresoukatu/

2017年全日本インカレ

http://keio-tf.org/2017/09/11/86ic/


2014年全日本インカレ
http://keio-tf.org/2014/09/08/52080200/

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