今日勝つために負け続けた

こんにちは。12月生まれの葛西です。あと半年ほどで20代として20歳から29歳まで一括りにされる年齢になるのかと思うと大変恐ろしく老化を恐れる毎日を送っております。

さて、このブログを書いている今日(2021/06/13)は入寮してから365日目です。この一年はもう本当に色々な出来事があり、密度の濃い日々を過ごすことができたなと思っています。いい思い出もあれば思い出したくない出来事がもあり、まるで先週の出来事のように感じられます。

この一年、僕はどれだけ成長できたのでしょうか。一年前、不安と期待を胸に合宿所へ向かう親の運転する車に乗っていたとき、「今の気持ちを4年間忘れずにいたい」と強く感じていました。

そのときに思い浮かべていたような成長曲線を今描けているかと自分に問いかけるならば、おそらくNoと答えるでしょう。なぜなら結果が出ていないからです。納得のいかないまま終わった高校時代と比較しても10秒ちょっとしかベストを更新できていません。今シーズンに至ってはベストも更新できていません。

思い返せば、昔から物事がうまくいかない人生でした。簡単に言うと負けてばかりだったのです。これは他人と比較してではありません。原因はわかっているのですが、うまく解決できません。そんな感じで気づいたら一年もの月日が経過していました。

そんな感じで負けることが当たり前になってしまいました。陸上を例にとると、前まではPBの更新が前提だったというか、現実的なこととして考えていたのに対し、今では「ワンちゃんタイム出るんじゃないか...」みたいな感じで、結果が出ないことがスタンダードであるみたいな考え方に変わってしまいました。それを自分らしいなって思って。このまま4年間終わるのかなとか考えたりして。

でも僕にもプライドはあります。こんな人生負け組のキャラ作りのために毎朝5時に起きたり、ふらふらになるまで走っているわけではありません。

人間は強いです。人生のどん底にいるとき、それはバネとなって、強いエネルギーとなって還元されるのです。

大学生になって始めたことの一つとしてラップが挙げられるのですが、とある有名なラッパーの方の曲の歌詞に次のようなものがあります。

今日勝つために生まれてきた
今日勝つために負け続けた
今日勝つために立ち上がった

まずは2日後にある3000mT.T.で自分の殻を破れるように、負け癖をなくして勝てるようにしっかり準備したいと思います。そして、週末に控えた全日本大学駅伝予選会を走るメンバーに喝を入れられるような走りをします。

次は2年生の中でいち早く20歳になった菊池君です。