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『大学で陸上をする』

 こんにちは!予選会後最初のブログを書きます、3年の木村です。
 
 先日の予選会の応援、ありがとうございました。慶應ののぼり旗も沿道の至るところにあり、各箇所で声掛けもしていただきとても力になりました。しかし結果は全体22位と振るわず、今年も本戦へと駒を進める事はできませんでした。他校のレベルの高さはもちろんですが、まだ個人としても甘さがあったと感じるところがあるので、しっかり反省して、一つ一つのレースを大切に戦っていきたいと思います。

 僕の今回のテーマはタイトルの通り「大学で陸上をする」です。
 もう大学三年なのに今更か!なタイトルですが、上級生となり、大学陸上の終わりが見えてきた今だからこそ考えられることも増えてきたので、書こうと思います。
  

故障から得たこと


 僕は今まで怪我が多かったです。高校時代怪我でインターハイ予選に出場できなかったことや、昨年の予選会も故障により欠場と、大事な大会もいくつか外しており、2,3ヶ月に一回どこかしら痛めて走れなくなるというのがお決まりでした。体重が重いからか、走り方が悪いのか、当時いろいろ考えてはいましたが、これがなかなか改善しません。
 その癖をそのまま大学まで引きずってしまったわけですが、変化があったのは去年の12月です。10月の予選会の欠場から、12月の記録会に向け練習していたところでしたが、ここでもまた予選会時と同じ症状により記録会を2本とも欠場するという失態を犯します。

 先日マネブロにて、自分の応援メッセージを書いていただいた安西さんから記録会欠場を決めた日の夜電話がありました。(ブログには書く気なかったけどやっぱ書きます笑)
 結果が良くない時も色々なヒントをくれる安西さんですが、この時はとても厳しいことを言われました。いちばん響いたのは「結果が出なければ競技をやめるべき。身のふり方を考えるべきではないか」です。今まで競技に対して手を抜いていたわけではなく、予選会からの再起を誓って練習していました。しかし本質的な部分が変わっておらず、自分の競技に集中しすぎるあまり周囲に目を向ける余裕がなくどんどん負のスパイラルに陥っていきました。

考え続ける大切さ


 そこからはいろいろ自分の中で取り組み方から考え方までいろいろ見直しました。補強も基本的な腹筋からやり直して、意識的に周りがどういう動きをしているのか見るようになりました。上級生となり下級生にしっかり示しがつけられるよう頑張ろうという考えを持てたことも大きいと思います。
 考え方は練習に関してはもちろんですが、自分の陸上に対する価値観みたいな、「なんで大学で陸上をするのか」といった問いに関して深く考えることが増えた気がします。こういったことは答えが出るわけではなく、競技レベルの向上や年齢を重ねるにつれて刷新されるものだと思うので、その変化も自分の中で楽しみの一つであります。
 (以前ある陸上チームの監督が、「長距離は哲学」というふうにおっしゃっていて、今の自分だとすごく納得できるなあと文章を書いていて感じました。)
 

プロ意識を持つ

大学陸上は多くの支援や応援のおかげで成り立っていて、自分たちは結果としてそれに報わなければいけない、とその頃から強く感じています。確かに厳しい世界ではあると思いますがそれが勝負の世界で、その中で結果を出すからこその達成感ややりがいがあるし、結果を出すと多くの人が喜んでくれます。プロ意識を持つ事は実業団でも大学陸上でも一緒だなと思います。
応援や支援というのは責任やプレッシャーになるものの、結果的には自分たちの競技の後押しになり下支えになってくれていると感じます。合宿も支援があってこそ実現できたものですし、個人的に予選会後、多くの人からメッセージをいただけて次も頑張ろうと思いました。来年はチームの方でもいい報告ができるように頑張ります。

 拙い文章でしたが、最後までお読みいただいてありがとうございました。次はマネージャーの小林です。よろしく!

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