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あけましておめでとうございます!4年の貝川裕亮です。


年が明けていよいよ箱根駅伝。予選会からあっという間の2ヶ月ちょっとでしたが、日々高まる思いでいっぱいでした。

連日いろんな方から箱根への応援のお言葉を頂きました。本当に嬉しくて自分って幸せものだなと感じました。本当に恵まれすぎた、、、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます!


どうか2日間、関東学生連合チームへの応援をよろしくお願いいたします!

現在、自分は10区にエントリーされております。出走が叶えば、母校初(八百津中、美濃加茂高校ともに)の箱根ランナーへとなります。競技人生のラストレースで三田キャンパスのある慶應にゆかりのある地を駆け抜け、伝統のKマークを胸に、ゴールテープを切ることができる、こんな嬉しいことはありません。

どうか出走した暁には是非とも応援していただけると嬉しいです。「陸の王者」の名に恥じぬ走りをお見せします!


早速ブログの本題へ。今回は正真正銘、最後の選手ブログです!


最後の予選会

「第10位、国士舘大学!」

この声を聞いた時、思わず立てなくなった、泣きながら崩れかけたのを田島に抱えられた記憶があります。本気でチームでの箱根を目指して取り組んだ4年間、昨年度の悔しさをぶつけて最後のチャンスを本気で掴みに行ったラストイヤー。慶應は26位に沈み、僕の「チームで箱根を走る」という夢が潰えてしまいました。

悔しい思いはもちろんでしたが、どちらかと言えば、箱根へ全く力が及ばなかったことへの絶望感、もう夢が叶うことはないことへの悲しさがあったと思います。


学生連合選出の可能性が高いということは、その日すぐに知ることはできましたが、どうしても「チームで出たかったなあ」という未練だけが残ってしまっていたと思います。

僕自身、「箱根を走る!」という小さい頃からの夢を叶えるチャンスを掴むことはできましたが、もうチームで出ることはできない。この事実に対しては悔しくてたまりませんでした。


ただ、その夢を後輩たちが叶えてくれると思うと、少しでもこの悔しさは晴らされるのかな、チームで出場できなかった未練を断ち切ってくれるのではないかな、と思うようになりました。

それなら、今回学生連合で自分の残りわずかの競技人生に取り組む目的は「来年度の箱根駅伝出場につなげる」なのではないのかなと。

後輩たちに堂々と夢をたくせるように、ラストランとして最高の走りを集大成として見せることが1番の目的になったと思います。


苦しい補欠状態

そんな目的を持ち、出走することを1番の目的に11月から本格的に箱根に向けた練習を開始しました。

来年度の後輩のため、夢を託してくれた先輩・同期のため、応援してくれる人のため、なんとしても箱根走ってやろうと取り組みを始めたのですが、今年の選考は予選会の順位を最優先、11番目の僕は補欠1番手という状況でした。

始めの頃は何があるかわからない、いざ出走できるようになった時のために箱根に向けて、状態を上げて行こうと意気込んだわけですが、時が経つにつれてどうしても本当に出走できるかわからないという状況になんだかもどかしさを感じて、モヤモヤしながら練習をするようになりました。

そんな中、中途半端な状態を見かねたのか、あるポイント練の後、保科コーチから喝を入れられました。


今のままだと、走っても走らなくても後悔するぞ。競技人生のわずか残りの期間、今までの全てかけて取り組んでみろ、絶対それが後から財産になるから。


この言葉ではっと目が覚めた気がします。

ずっと出走できるか、できないか、もう自分ではどうしようもないようなことに気を囚われて、中途半端な気持ちが続いてきた中で、一番大事な今までの長い競技人生の残された大事な期間を棒に振るうところでした。せっかく長い間箱根を目指してここまで来たのだから、箱根にかけて取り組んできたこれまでの競技人生の全てをかけて、残された期間を最高なものにしたいなと思うようになりました。それは、出走できてもできなくても。

そう思うとなんだか吹っ切れて、そこからはとにかく競技に全てをかけよう、悔いのない「集大成の期間」を作ろうと決心できました。

何より、16年間応援してくれた人たちに、後輩たちに箱根に向けて「やり切った」と言えるような姿を見せて恩返しをしたい、背中を見せたいという思いでいっぱいになりました。

改めて、もう一度吹っ切れるきっかけをくださった保科さんには感謝しかないですし、「さすがだな、、」と思っちゃたりもしました。


慶應復活の狼煙

いよいよ16年間の競技人生の締めくくりのようです。

学連選出が決まったとき、本当に多くの方々から喜びの声、応援の声を頂きました。自分って本当にこの競技人生を通して恵まれてきたんだなあってしみじみ思ってしまいました。

特に最後の4年間、慶應競走部で出会った皆さんとの時間は最高なものでした。苦しくも最後まで頑張れたのは本当にみんなのおかげなんです。


他ブロックの皆さん、

予選会ではアツいアツい声援をありがとうございました!長距離ってどうしても活動が一緒にできない時があって迷惑をかけていたかもしれない。それでも、精一杯応援してくれた姿がめちゃくちゃ嬉しかったです。予選会の後も箱根に向けたアツい応援が力になりました。全体合宿でもたくさん他ブロックの後輩のみんなに激励してもらって嬉しかった。同期のみんなも競技場にきた時に声をかけてくれて嬉しかった。なんとか箱根出走で恩返しができそうです。「強者であれ」106代目のこのスローガンにつながるような走りを体現します。


長距離ブロックのみんな

チームで行けなかったのは悔しい。それでもこんな最高なチームで競技ができたこと本当に嬉しかったです。100回大会に向けて少しだけ言葉を残しておきます。


ここは学年ごとに、まずは後輩たちから


3年生

なんだかんだ3年間という長い時間を一緒に過ごした君らには思い入れしかないね。来年の本戦出場は君ら3人全員の覚醒にかかってると言っても過言ではないかな。100回大会は君らが主役の年。最後まで全力で駆け抜けて、最高のラストイヤーにしてほしい。もちろん10月引退じゃないよ、1月に引退するんだよ。

特に黒澤、速くて頼もしい後輩はたくさんいるけど、それでもやっぱり黒澤がエースじゃなきゃ。最後まで自分を信じて。


2年生

間違いなく君らが黄金世代。それは田島、安倍、木村がいるからなのはもちろんなんだけど、それだけじゃない。10人全員がまだまだ主力として成長できる可能性を秘めてるから、慶應はまだまだ強くなれる。強さと結果により強い執着を持ってる学年だからこそ、慶應の強さの象徴として、輝き続けてほしい。どんどんチームを盛り上げていってね。まずは来年なんとしても100回大会を突破して、黒澤たち今の3年生を箱根に連れて行ってほしい。唯一のお願い、頼んだよ。


1年生

元気いっぱい、伸び代いっぱいの君らが過ごすあと3年間がものすごく楽しみです。頼もしい先輩はたくさんいるからね、彼らに食ってかかるように必死にくらいついて強くなってほしい。たった1年だけど、ラストイヤーに君らと一緒に競技ができて本当に楽しかった。君らの必死に強くなろうとする姿をずっと見てこれたから、最後の1年本気で頑張ろうと思えた。まだまだ結果が出なくて悔しい思いをしてる子が多いと思う。腐らず、焦らず、地道に取り組めばいつかは絶対結果が出るから、それを信じて走り続けて。


お待ちかね、同期のみんな

全員にとって本当に苦しい4年間だった。それでもみんなと壁を乗り越えていけて最高の4年間だった。特に4年連続一緒に予選会を走った前原、森田。2人に勝ちたい、そう思って僕はずっと走り続けてきてたかな。他のメンバーも苦しみながらも最後まで一緒に戦い抜いてくれた。予選会はみんなの分までと思っていたら、めちゃくちゃ力が湧いてきたよ。また1月飲み会いこう。最高の4年間を一緒に過ごしてくれてありがとう。


マネージャー、トレーナーのみんな

本当に愛のこもったサポートをありがとう。ここまで全力で競技に打ち込めたのもみんなのサポートのおかげです。選手に負けないくらいの熱量でサポートする姿を見てきたから、僕らも負けじと頑張れたと思う。みんなアツい思いを持ってサポートしてくれてるんだなっていうのを何度も感じた。後輩たちは、来年度の100回大会突破のためにも、選手に負けないくらい全力でみんなのことを支えてあげて欲しい。鯉渕は4年間本当にありがとう。坂本は本番まであと少しだけお願いします!


杉浦さん世代の皆さん

大好きなお兄さん方です。皆さんがいたからここまで僕は成長できた。一緒に箱根に行きたかったという思いを胸に、皆さんの分まで箱根路を駆け抜けます!


とりあえず、同期と後輩に送るメッセージとしてなんとか残せたかな、他にも思いを伝えたい恩師や先輩、お世話になった方々がいます。何か他の機会に送らせてください!!!


箱根の舞台に自分が立つ、そう思うと念願の夢が叶うというワクワクと不安や緊張が出てきてしまいます。それでも、今までの努力は無駄ではなかったはず、流した涙は無駄ではなかったはず、全て当日の自信に変えていこうと思います。

たくさんの恩返ししたい人がいます。背中を見てほしい後輩たちがいます。

そんな人たちのために、最高の舞台で自分が出せる最高のパフォーマンスをお見せできればと思います。「陸の王者」として挑戦してきます!


第100回大会、慶應30年ぶりの復活の狼煙は僕が上げます!


最後までご覧いただきありがとうございました!
どうかご声援のほどよろしくお願いいたします!

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