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なんならヒロインになりたい

こんにちは。秋の到来が待ちきれない2年マネージャー空岡です。いち早く秋を感じるために日課としてフジファブリックの『若者のすべて』を聴くようにして、さつまいも味のお菓子を食べるように意識しています。夕方はエモい曲を聴きながら散歩するようにしています。ここ最近は涼しいのでこの上なく幸せですが、きっとまた暑さは戻ってくるので調子に乗りすぎないように心がけます。

今回のブログも毎度のことながら何について書こうかな、と思ったのですが私もこの夏のことに関して書こう思います。少し長くなりますがよろしければお付き合いください。

2021なつのわたし


黒澤のブログにもありました通り、長距離マネージャー3名と長距離トレーナー1名の計4名でこの夏は長距離の練習に帯同した中で、私は唯一菅平で行われた選抜合宿に参加せず、日吉に残り、日吉で練習に励む選手のサポートをさせて頂きました。

自分で日吉に残りたいなと思って残していただいたのですが、これにはいくつかの理由があったので少しお話させてください。

ちーむってなに?


まず、私はチームには様々な役割を果たす人がいると思います。1人1人の持つ力、雰囲気、人柄、走り、サポート、すべてが合わさって「チーム」は完成すると思っています。誰1人欠けても、それは「今の慶應のチーム」にはなりえません。
そんな「今の慶應のチーム」を最善のものにしたいです。しかしそれってなかなか難しいことだと思います。なぜなら誰か1人でも本気でなかったら。誰か1人でも本気でなくなってしまったら。その瞬間、最善にはなりえないからです。
菅平で、選抜合宿という名のもと行われている合宿に行って、良い環境と良いコーチと良いサポートがあったら自然と士気は上がるし、緊張感も漂うと思います。
一方、練習を普段通りさせて頂けることに感謝しつつも日吉の環境はなかなかハードな部分もありました。朝起きた瞬間から夜寝る瞬間まで暑いという感情とともに生きていました。歩くだけでも立っているだけでもしんどい35℃の日々が続きました。20時前にポイントを始めなければ成立しない日もありました。コーチも、トレーナーもいませんでした。体力面ではもちろんですが、精神面でも乗り越えなければならない壁がたくさんありました。
そんな日吉にも、そんな日吉にこそ、私は同等の緊張感をもたらしたいな、と思いました。そして、それを実際にできるのは日吉にいる選手ですが、それに加えてサポートだって、マネージャーだって大きな役割を果たせると思いました。
これが1つ目の理由です。

わたしもちからになりたい!


今あった通り、「今の慶應のチーム」が作りえる最善のものになるために私は最善のサポートをしたい、と考えていました。それがin菅平であろうと、in日吉であろうと。
しかし私はまだ自分が十分なサポートをできているとは毛頭思っていなくて、普段から周りの人に頼ってしまう部分が多々あります。困っている人に気づくことができなかったり、求められているサポートができなかったり、ミスをしてしまったり。そんな自分が嫌で、そんな自分を変えたくて、自分が「今の慶應のチーム」の一部として最大限の役割を果たせるようになりたい、と考えたときに私が一番成長できるのは日吉で1人でサポートをしたらなのではないか、と考えるようになりました。
日吉に他に長距離のサポートをする人がいない。コーチもいない。そうなったときに自分は普段以上の責任を負えるのではないか。普段先輩や同期に甘えてしまっている部分がある中で自分をこのような環境に置くことである新たな気づきなどがあるのではないか。日吉で頑張っている選手と一緒に、私も同じくらい成長できるのではないかと考えました。これが2つ目の理由です。

当事者になりたい


自分なりにすごく考えて出した結論です。すごく考えたからこそ、私はこの期間を最大限に活用したいな、と思いました。新しいことをしてみたくて、自分なりにこのチームに、日吉組の力になりたくて、できることをたくさん考えました。

1次蔵王合宿中に杉浦さんに日吉での自分の立ち回りについて相談させて頂いたときに、「選手がマネージャーに求めるものがあるように、マネージャーが選手に求めるものがあっても良いのではないか。それを話す機会があっても良いから普段は選手が主導で行うミーティングをマネージャーが主導してみても良いのではないか。」と言っていただき、その言葉に背中を押されて強化期間前に開かれたミーティングで自分が思っていること、自分がこの夏頑張りたいことを話させて頂きました。

強化期間中は自分にできる仕事をたくさん探すようにしました。
何よりもコミュニケーションを取りまくろう!と思って、1人1人のことを今以上に知りたいと思って、はじめは自分から意識的に選手に話しかけるようにしていましたが、気づけば気負うことなく1人1人と話す時間が増えていました。

自分がチームに大きな影響を与えられたとは思っていないけれど、今まで以上に覚悟を決めて、本気で部活に没頭できました。
それだけで自分にとって大きな意味のある夏にできたのではないか、と思っています。

なんならヒロインになりたい


甘利のブログにあったように私も強化期間前日に杉浦さんに例のブログを共有していただき、すごく心を動かされました。もしよろしかったら是非こちらもご一読ください。

京大サッカー部マネージャーの方のブログ

ブログの中に以下の文章がありました。

「私がチームのメインだ。」

すごいですね。確かに、と思いました。実際に走るのは私ではない。でも私もそのくらいの意識でやらないといけないといけない。そのくらいの意識でやらないと「最善のチーム」にはならない。ハッとさせられました。
蔵王合宿の際杉浦さんと話していた時の私は「一緒に成長したい」と思っていた以上、気持ちとしては「当事者になりたい」に近いものも多少はあったのかもしれません。しかし、それがこのブログを読んで少し進化してしまいました。

「なんならヒロインになりたい」に。

自分がヒロインの映画が、自分が描きうる一番面白いストーリーを描きつつ、最高のハッピーエンドを迎える

ちょっとクサすぎるけど、ちょっと綺麗事すぎるけど、こんな風になれるように頑張りたいな、と思います。

おっと危ない、すみません、急に私のメンヘラポエマーな部分が出てしまいました(^_^)


この夏、特に1人で日吉に残った強化期間に私は自分から動くことの大切さを学んだと思っています。自分が当事者だと思うことの重要性も学んだと思っています。
チームが合流し、全体での練習が再開しましたがこの夏身をもって学んだこと、考えたことを忘れずに秋以降頑張っていきたいと思います。

考えていることが上手くまとめられず気持ちが先行しているブログになってしまいましたが最後までお読みいただきありがとうございました。
勢い止まらぬ1年生にバトンタッチします。次は安倍くんです、宜しくお願いします!

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