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努力に逃げ道はない。努力を愛せ。

こんにちは!
2年の黒澤瑛紀です。最後にブログを書いたのは箱根駅伝予選会の直前なので、約半年ぶりの登場になります。皆様お久しぶりです。

実は僕、7月7日が誕生日でいよいよ20歳を迎えます。ここまで育ててくれた親をはじめ、周りの方々、環境に大変感謝しています。何を書こうかと迷っていますが、せっかくなので今回はブログを通して自身の振り返りができれば良いなと思います。全日本大学駅伝予選会直前ということで、少々気合が入っています。だいぶ長いので、個人の振り返りは時間がある方や見たい方だけ見てください(笑)

ではいきます

1.予選会から現在までの振り返り

僕は前回のブログで、箱根駅伝予選会では驚かれるような、爆発的な走りができれば良いな。と書きました。夏場の過酷な練習を乗り越え、他大学と良い勝負できそう。という中でチームの結果は

前回 →今回
27位→19位

去年から大幅にジャンプアップ。とてつもない成長曲線です。夏に取り組んだ練習の成果をメンバー全員が遺憾無く発揮した結果だったと思います。

しかし、個人の結果は

”DNS”

予選会2日前に体調を崩し、出走は叶いませんでした。何より、チームに大迷惑をかけてしまったこと。申し訳ない気持ちでいっぱいで、保科さん小野さんをはじめ、みんなに合わせる顔もありませんでした。


予選会当日は、実家でみんなの走りを見届けました。メンバー全員が頼もしい、圧巻の走りをして凄いなと思う反面、どこか心の中では、テレビでしかチームを応援することができないというもどかしさ、悔しさ、情けなさ。もし自分が出走していればどのくらいのタイムで走れていたのだろう。と色々考えているうちに涙が溢れ、止まりませんでした。
レース後の夜、司代さんからビデオ通話が。励ましの電話をいただきました。色々な人に暖かい声をかけていただき、こんなところで腐っている時間はない。悔しい思いをした分、秋の記録会シーズンで大化けしてやろうと心に決めました。その後行われた記録会では、

5000m 14’50”97→14’17”31
10000m 30’58”59→29’44”24

共に慶大1年歴代トップのタイムを叩き出しました。まさかこんな奴がここまで伸びるのかと、ほとんどの人が驚いたのではないかと思います。当時の僕は怪我も全くせず、何をやってもうまく走れるという自信に満ち溢れ、このまま順調にいけば慶應史上最速ランナーになれるのではないか、、という安直な考えもしていました。ですが陸上競技はそう甘くはなく、僕の思いは簡単に打ち砕かれることになります。

2021年になり、杉浦さんの頼もしい箱根駅伝での力走を見て、自分も次こそは。という気持ちを持って練習に取り組んでいる中、2月に左アキレス腱付近を怪我してしまいます。大学に入ってから初めての故障です。おそらく調子が狂い始めたのはこの頃からでしょう。その後、3月には左股関節の怪我。怪我して走ってを繰り返す、負の悪循環に陥ってしまいました。自分なりに怪我の分析をしてみたり、弱点を改善しようとしてもうまく軌道に乗せることはできず。本当に”走る”って難しいなと改めて思いました。運動の基本動作なのに、上半身と下半身の連動が…とか、臀筋をうまく使わないと…とか、ただ走るだけなのに、どうしてここまで奥が深いのかと色々考えたりもしていました。

さらに追い討ちをかけるかのように、関東インカレの10日前にアキレス腱の怪我をし、またしても大舞台でDNS。もう正直メンタル辛かったです。どうしようもないくらい自分に憤りを感じ、陸上競技に対する熱量が冷めきってしまいそうになるくらい気持ちがどん底まで落ちました。自分には走りの才能なんてないんじゃないかと思い込んだりもしました。ここまでネガティブな話ばっかりで申し訳ございません。現在は怪我から復帰し、絶好調とまではいきませんが徐々に復調しています。今後の僕に乞うご期待ください。

2.才能は開花させるもの、センスは磨くもの


皆さんはハイキュー!!を観たことありますか?観てないという人は、なる早で観てください。

ハイキューに出てくる強豪校のセッター”及川徹”という人物がいるのですが、彼はいつも余裕と自信に満ち溢れ、大王様という異名を持ちます。ですがそんな彼も、凡人が努力したところで才能のある奴に勝つことはできないと、いつしか自分と他人を比較して諦めかけた日がありました。それでも彼は諦めず、努力を続けました。

「才能の開花のチャンスを掴むのは今日かもしれない。もしくは明日か、明後日か、来年か、30歳になってからかも。体格ばかりはなんともいえないけれど、(才能が)ないと思ってたら多分一生ないんだ。」
「才能は開花させるもの、センスは磨くもの」

才能は誰もが持っている。その才能を開花させるタイミングは人それぞれで、開花できるかは自分次第。「自分には才能なんてない。無理なんだ。」と思っている間はチャンスは巡ってこないということ。自分の才能を信じ、辛く苦しいことがあっても諦めずに努力を重ねることが何よりも大切。

怪我や不調で嘆いている人が少なからずいるかもしれませんが、自分の才能を信じて、腐らず努力を続けることで、いつかは才能を開花させることができるはずです。

3.全日本大学駅伝予選会に向けて


さあ、長くなりましたが明日は何の日でしょうか。

そう!全日本大学駅伝予選会です。いよいよ残り1日になりました。慶應がこの大会に出場するのは21年ぶりになります。歴史的な瞬間に携わることができ大変光栄です。

そんな僕は1組目に出走することになりました。もう箱根駅伝予選会前や、関カレ前のようにヘマはしません。保科さんにも、「もう3回目はないからな」と言われているので気合は十分です。なにより、外れたメンバーの気持ちを背負って走らなければならないので、生半可な気持ちでは臨めません。当日は最高の走りをし、チームに貢献できるよう死力を尽くします。

「努力に逃げ道はない。努力を愛せ。」

世界No.1テニスプレイヤーのロジャー・フェデラー選手が言い放った言葉です。彼は怪我をしない選手として有名だったのですが、2016年に膝の怪我をしてしまいます。当時フェデラー選手は38歳。怪我からカムバックしたものの、一時期の世界ランクはトップ10から転落し、”フェデラー選手の時代は終わった”とも言われていました。ですが、彼は腐らず努力を続けて2017年に全豪オープン、ウィンブルドン、2018年に全豪オープンで見事優勝を果たしています。

僕も今回の全日本大学駅伝予選会で、”黒澤の時代が来た。復活したな。”と言われるような結果を残せるように頑張ります。

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次はどんちゃんこと空岡和ちゃんです。
全日本大学駅伝予選会チーム一丸となって頑張っていこうね!!

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