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はじめまして、鈴木太陽です

初めまして!

島田から引き継ぎました1年の鈴木太陽です。

6月に入ってから僕たち1年生の自己紹介が始まったわけですが、なんとも普段からは考えられないキッチリとした文章で。島田以外。
アツい想いが溢れていて、意外な一面も見られたりして楽しいですね。
風が強く吹く金曜日の午後、のんびりと書いていこうと思います。

簡潔に文章を書くのが苦手なのでのらりくらりと話が進むかもしれませんが、まぁそれもブログならではの醍醐味じゃないかということでご了承を。


では軽く基本情報から。

名前:鈴木太陽
学部:環境情報学部
出身:栃木県
出身高校:宇都宮高校
楽しみなこと:日曜日に映画トップガンを見にいくこと

えぇ、昨日予習としてトップガン1をアマプラで見ました。
パイロットたるもの苦しいことがあろうとも覚悟を持って飛び続けなきゃあいけないんですね。
かっこいい。迫力。
早く映画館で興奮したいものです。


続いて定番ですがここ慶應競走部長距離ブロックに入るまでの軌跡を書きたいと思います。

自分が陸上競技を本格的に始めたのは高校からです。
それまでは水泳に取り組んでいました。
3歳から通い始めたスイミングスクールは小学2年生の頃から選手クラスに入り、毎日毎日泳ぎ込んでいました。
長期休みには1日2万メートル近く泳ぐこともありました。

そんな文字通り水泳漬けの日々を送っていた自分が、なぜ高校から陸上を始めたのか。
理由は大きく2つあります。

1つ目は水泳での大きな挫折です。
自分が所属していた水泳のチームは全国大会出場は当たり前、そこからどう戦うかということを考える人がほとんどでした。
そんななかでも自分は関東大会に出場するだけで精一杯、さらに中学に上がってからはなぜか本番で力を出せなくなってしまいました。
いわゆる練習番長ってやつです。
レースで結果が出ないたびにコーチに「お前は練習頑張ってるからいつか花開く」と励まされる日々。
結局、中学最後の総体では関東にすら行けずに県で負け、タイムも中1の頃より遅いものとなってしまいました。
涙も出ないほど呆気なく負けました。
全力でもがき続けた8年間は多くを学びましたが、異常なほど本番に弱かった。
そんな自分を一旦リセットしたかった、という面も正直ありました。

暗くなってしまいました。
安心してください。
2つ目はハッピーな理由です。
単純です。「駅伝めちゃくちゃ楽しいじゃーん!」というだけです。
実は中学時代は水泳部と陸上部を兼部しており、水泳の練習と被らない朝練だけ走っていました。
そんななか、「頑張って市駅伝を勝ち抜いて県駅伝に行くぞ」という話になり、そのために頑張る部活がただひたすらに楽しかった。楽しすぎました。
今思えば一緒に走ってた仲間が大好きだっただけかもしれません。
それでも全力で襷を繋いで県駅伝出場を決めた瞬間はなによりも嬉しく、鳥肌がゾワゾワしました。
襷をつけたら3倍くらい力が出せちゃうし7倍くらい勝利が嬉しいんですよね。
その魅力に惹かれ、高校でも走りたいなと思いました。
水泳で悲劇ぶっていた自分に、ガチをエンジョイする生き方を教えてくれた中学校の陸上部には感謝しかありません。


ネガもポジも全部自分。
そんなこんなで宇都宮高校の陸上競技部に入ります。
宇都宮高校は元々決して強豪校ではありませんでしたが、ちらほらと県内の強い先輩方が集まりだしていた頃でした。
そこで僕はいよいよ陸上 ”競技” の面白さを知ることになります。
宇都宮高校の陸上部は、練習メニュー作りから組織運営など全て自分達選手自身で行うチームでした。
月1回のミーティングで1ヶ月間の練習メニューを決め、ポイント練習の後に目的や反省を共有し、次回のメニュー作りに活かしていく。
コーチもいない、仲間と共に開拓していく3年間は手探りであり、初めから上手くはいきません。
やってみては失敗し、修正し、やってみては失敗し、修正する、まさにトライアンドエラーの繰り返しです。
本やYouTubeから情報を集め、それらをどう自分達に落とし込むか、ひたすら試行錯誤しました。
個人的な課題であった本番力に関しても同様です。

夢中でトライアンドエラーを繰り返すうちにどんどんと質が高まっていった結果、
最後の総体路線では多くの格上選手に打ち勝ち、インターハイの舞台に立つことが出来ました。
また、駅伝でも仲間とたくさん議論しぶつかり合いながら成長し、関東駅伝出場を果たせました。
県総体の学校別対抗で念願の総合優勝を掴み取ったことも忘れられません。

このような自律的な環境で、格上の相手を倒すためにトライアンドエラーを繰り返した日々は心の底から刺激的で、まさに”競技”の面白さなのではないかと思いました。
どんなゲームよりもリアルでギリギリでヒリヒリします。
また、人間的にも大きく成長できた気がしました。


そして、慶應競走部は、この延長線上にあると考えています。
自分たちでチームを向上させるにはどうしたら良いかを考え、実行していく。
競技面でもコーチたちと共にトライアンドエラーを繰り返し成長していく。
そしてなにより「箱根駅伝出場」という最高にワクワクできる目標に向かって本気になれる。
強い他大学に対して全力で牙を向いていく。
アガります。

小さい頃の自分には想像もつかない未来です。
ここまで連れてきてくれたたくさんの出会いに感謝し、ワクワクするお正月をお届けできたらなと思います。

夢を夢で終わらせる気はさらさらありません。
なんやかんやあって今はゼロからの再出発となっている自分ですが、一枚ずつ着実に積み重ねていきます。

4年間飛び続けますのでぜひ応援よろしくお願いします🔥


さて、次回のブログは関口君、いや、こうたろうです。同じ宇都宮高校で3年間一緒に戦った仲間です。まさかもう4年間チームメイトになるとは思わなかったぜ。頼んだよー。

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